キハダの事を白峰ではキワダと言います。
梅雨時に採取して乾燥したものを生薬では、黄柏(おうはく)と言うそうです。
黄柏には防虫効果があり、昔は写経用の紙を染めるのに用いられていたとか。
以前、この樹皮で絹のスカーフを染めた事がありました。樹皮の色と同じ鮮やかな黄色に染まりました。
生薬としてのキハダのエキスが入り込んだようで、纏うと身体に良さそうなどと思ったものでした。
キハダ(黄檗) ミカン科 キハダの実は食べられると言う先生がいて、試してみましたが・・・ 食べられるとしても食べれたものではありませんでした。! |
壁に吊り下げた黄色が鮮やかです。 |
その頃に比べたら、黄色い樹皮の数も少ないようです。しかし・・・
季節になるとキハダの樹皮を剥ぎ吊り下げて乾燥させる・・・。変わらずに干されたキハダを見て、
繰り返される山の仕事に感服しました。
時期を心得た、山や木々を知る人達の暮らしがありました。
時期を心得た、山や木々を知る人達の暮らしがありました。
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