2022年11月11日金曜日

初冬の山を歩く  奥獅子吼山、脚谷山一周 Ⅱ

昼食は、少し早いですが、風の心配のない脚谷山へ移動し、摂ることにしました。
人の背丈ほど伸びたススキ原  以前、鉄塔が建っていたそうです。
時代劇で、ススキの陰から敵が切り込んでくる そんなシーンが似合いそう?
ススキ原を過ぎて、葉を落としたブナ林を歩きます。
倒木に生えたキノコ・・・毒?と思ったら、ムキタケとナメコのようでした。
ムクは、乾いてカラカラで面影がありません。
ナメコは、先の人達が残した小さな粒が、ぬめった可愛い頭をのぞかせていました。
11:14 脚谷山到着
各々、場所を確保して昼食タイム。
天気が良く暖かな日、たくさんの人達がここからも白山を望まれていました。
青空にタムシバの花芽がきれいです。
薄墨色の毛皮のコートを着て、春まで眠りにつきます。
昼食後、12時過ぎに出発。アルプス大観台を経て、内川菊水テラス、北眺望台へ向かいました。
アルプス大観台  剱岳から立山、薬師岳等々眺める事が出来ました。
北眺望台から奥獅子吼山に戻ります。
すっかり葉を落としたブナは、尚更、見事な樹形が際立ちます。
12:45 奥獅子吼山着
午後になっても、白山などの山々を綺麗に見渡せます。
奥獅子吼山頂からの白山とそれに連なる山々
奥獅子吼山頂周辺では、蕾や開花したリンドウが可愛い姿を見せてくれます。
13時少し前、下山開始です。滑り易くなってる箇所に注意して下ります。
コマユミをたくさん見る事の出来る登山道。
それぞれに色合いも様々に、秋の装いで迎えてくれます。
ダンコウバイ  クスノキ科
綺麗な黄色。クスノキ科と云うことは、良い香りがするのかな?
調べてみるとクロモジと同じように、楊枝の材料とするそうです。
13:50 月惜山通過
この後、じおくらぶ随一の名カメラマンで、歩く植物図鑑のような方が登って来られました。
今日は予定があり、不参加でしたが、午後から急遽、メンバーに会いに来て下さいました。
今年最後の登山は、総勢17名と大人数でした。
そして、最後には、いつものメンバー勢揃いです。
14時10分頃、駐車場に戻りました。
賑やかに、お天気にも恵まれた楽しい今年最後の山歩きとなりました。
来年もどうぞ宜しくお願いします。

初冬の山を歩く  奥獅子吼山、脚谷山一周 Ⅰ

今年最後の山歩きは、奥獅子吼山~脚谷山周遊です。
くらぶ行事としては誠に珍しく、暖かく晴天の日を迎えました。
朝露か雨が少し降ったのか、濡れて滑りそうな道を9時過ぎに出発です。
鉄塔のところから、金沢市内を一望。
展望台(メンバーが個人的に名付けた)から手取川などを眺望 9:40
日本海へ流れる手取川の下流域から獅子吼高原まで見渡す事が出来ました。
赤兀山の赤い案内板
今までは無かったそうですが、きれに塗られて木に括られていました。
ズミ バラ科
10日以上経つのに、まだたくさん実をつけています。
小屋があったと云う場所の反対側から望む白山
白峰から望む白山とはちょっと形が違います。
コマユミの実  ニシキギ科
一つだけ残った実
見事な黄色に染まったウリハダカエデが青空に映えて綺麗!
左側のナツツバキの木は、葉をすっかり落としていました。
葉を落とした木もたくさんある中で、黄色や赤く染まった木々を見ながら歩く山道は、
一服の清涼剤のようです。賑やかな話し声に心和みます。
奥獅子吼山頂からの白山  10:40
奥獅子吼山に、10時40分に到着。
ぐるっと見える山々を暫く楽しみ、昼食を摂る場所の脚谷山へ移動です。

2022年10月31日月曜日

奥獅子吼山の植物たち

奥獅子吼山の植物たちの画像が届きました。
アキノキリンソウ  キク科
ヒヨドリバナ  キク科
ホツツジ  ツツジ科
マキノスミレ スミレ科
秋に咲くスミレ。一輪を見つけて下さって嬉しい出逢いです。
ミツバアケビの実  アケビ科
ミヤマナルコユリ  ユリ科
リンドウ  リンドウ科
ナンキンナナカマドの実  バラ科
ツヅラフジ  ツヅラフジ科
ツリガネニンジンの実  キキョウ科
ツリガネニンジンの花  キキョウ科
ユキノシタ  ユキノシタ科
ジンジソウに似た花ですが、葉っぱはハルユキノシタのよう?
ズミ  バラ科
小梨とも言われるズミの真っ赤な実が、木いっぱいについていました。
初めてズミの実を見たのは、どこだったかな?
その時も信州でコナシと言われてるいるのを思い出しました。
葉が落ちて、枝中に真っ赤な実がついている様は、めでたい!と祝されいる感じです。
青空に赤い実が映えて、やはり赤はお祝いの色だと嬉しくなった出逢いです。

気づかずに見過ごしてしまう小さな花たちも、各々見てるところが異なるお陰で、見る事が出来ました。秋枯れには、まだ早い! そんな登山道沿いの美しい植物たちの数々のショットです。ありがとうございます。

撮影 T.Hamatani

奥獅子吼下見登山

奥獅子吼へのアクセス等々、わからないことばかりで心配していた折、奥獅子吼~脚谷山周遊コース登山のお誘いをいただき、出かけて来ました。
登山道の入口。 そこら中に『熊出没』の看板です。
当初、雲におおわれていた空は時間が経つにつれて青空に
真新しい看板が至るところにつけられています。
海へと続く手取川、獅子吼高原も一望です。
急な登りもなく好天の元、奥獅子吼山到着です。
頂上はたくさんの人の為、少し下りた先の白山展望台近くで早めの昼食です。
脚谷山からアルプス大観台、内川菊水テラス(これは、内川と菊水と云う町名からきてるのでしょうか?)を経て、北眺望台へ
新しい道を作るために、伐採した枝等が広いところに積まれています。
北眺望台からの眺望
遠く山の向こうに町並みが見えます。谷から吹き上げる風が、少し冷たく感じます。
ブナ林を通って奥獅子吼頂上経由で下山です。
昔からの道もたくさんあり、今、又、新しい道が作られているようです。
ハウチワカエデも色づき始めていました。
奥獅子吼山頂上に、13時少し前に戻りました。
午後になっても、たくさんの人が登ってきます。賑やかに下山開始です。
登りと下りでは、日射しも異なり、見えるものも異なります。
ガマヅミの赤い実が輝いています。
ゴマナのような可愛い花
杉林となり、林道からの登山口に14時17分到着。
お天気に恵まれた良い1日でした。

犀鶴林道を下りて行くと、大きな自衛隊の車に遭遇。大雨の影響か、道路脇に小石が落ちていて、車幅感覚の鈍い私には、冷や汗気味の通り抜けでした。
1000㍍に満たない低山ですが、たくさんの道がつけられ、植生も豊かな奥獅子吼山周辺は、医王山同様、老若男女、たくさんの方が楽しむ山なのだと感じた一日でした。
久しぶりに夫婦岩温泉に入ってから、帰路につきました。

2022年10月28日金曜日

白山麓の秋を歩く 岩屋俣園地 Ⅲ

岩屋俣園地で見つけた植物たちの画像が届きました。
アケボノソウ  リンドウ科
ガマヅミ  ガマヅミ科
ホツツジ  ツツジ科
コマユミ  ニシキギ科
少しずつ色づいていました。
マムシグサ  サトイモ科
テンナンショウ属なので、良く似ているテンナンショウとの違いは?
実が葉より上に出てるのがマムシグサ、下にあるのがテンナンショウだそうです。
マタタビ  マタタビ科
オレンジ色に熟してると美味しい
モミジガサ  キク科
秋田では「シドケ」と言って「アイコ」「ホンナ」と山菜の御三家
「アイコ」はミヤマイラクサ、「ホンナ」はヨブスマソウだそうです。
オヤマボクチ  キク科
ツリフネソウ  ツリフネソウ科
ナナカマド  バラ科
花の少ない秋の山道でしたが、
紅葉したり、実をつけた植物たちが楽しませてくれました。
初冠雪の白山を見て、錦の紅葉に包まれて歩いた岩屋俣谷園地でした。

撮影 T.Hamatani