3月も終わり

３月最後の朝。毎日、いろんな事を思いながら通った道を走ります。
ほんの１週間前、山の道に入ると雪景色。
いろんな意味で忙しかった金曜日は、雪の朝から始まったのでした。

先週25日の朝の道沿いは、雪。

今朝は、真っ青な空。親しくしてもらった人達から思いがけない贈り物と言葉をもらった２日前・・・

あっという間の日々、皆で一緒に駆け抜けていたような１年でした。

今朝は、すっきり爽やかな青空

植物公園のコテージ周辺には、霜が降りていました。 

高台から眺めると、眼下の集落は霧が立ち籠めていました。

４月からは、ちょっとハードな毎日となりそうな予感・・・。

日々、地元再発見の１年となりそうです。

猿山岬へ

「おさよトンネル」が開通し、皆月地区へのアクセスが近くなったと新聞で知りました。

朝から良い天気となった連休の最終日、雪割草を見た事がないと云う友人と3人で猿山岬へ出かけました。

おさよトンネルを抜けると七浦（しつら）の集落。
娑婆捨峠の駐車場に車を駐めて歩きます。

道沿いには、白い花が満開

ピンクの覆輪も綺麗でした。

おしべが睫のよう・・・

道から見上げると、林床に雪割草のカーペット。
遠くから眺めても見事な群生。心ない人に荒らされないようにと祈ります。

日差しがないと風も冷たい外浦です。

15年以上も前、まだ小学生だった甥や母と花を愛でながら歩きました。

その時も同じように、眼下に青い海が広がっていました。

葉っぱのでる前の裸木と足元の可憐な雪割草・・・

景色は同じだけれど、たくさんのボランティアの人々の姿がありました。

地域活性化と環境保全・・・天秤にかけながら、地域の人々の嬉しくも忙しい日々がもう少し続きます。

縄文真脇ワークショップ

国指定史跡縄文真脇遺跡の傍らにある真脇遺跡縄文館で開かれた「縄文小屋をつくろう」の行事に出かけました。午前中は、遺跡発掘に関わった関係者の講義がありました。

小さな研修室は、あっという間に満室となりました。

苧から繊維をとりだして、撚った縄
固い繊維をとても綺麗に撚りあげてありました。 

苧を編んだ布（アンギン）
縦糸の間隔が少し広め・・・横糸をもう少し詰めれば綺麗な布になりそうです。 

古代米のおにぎりとイノシシ肉入りの味噌汁　　
イノシシは、近くの河ｹ谷（ｶｶﾞﾀﾝ）で捕れたもの　古代米は、縄文遺跡真脇館近くの体験田で作られたそうです。

ヤマドリのすまし汁
こちらは、縄文遺跡真脇館近くのガラス戸にぶつかったもの
美味しいと言われるヤマドリの汁と骨入り団子初体験。
とても美味しい出しが出ていました。

体験ワークショップの終わった現場
遠くの廃線となった能登線の真脇駅舎が見えます。
中・高校とこの駅から通学しました。

縄文真脇遺跡は、1982年の第１次調査から発掘調査が行われ、昨年でその調査も終わったとのことでした。しかし、昨年から地方創生関係の予算が下り、小屋を作る為の伐採や縄作り、森作り等々の関連行事が出来るのだと言うことでした。
本来は、調査研究の続行をと思いますが、画期的な成果が見えないと予算がつかないのは、いずこも同じのようです。
縄文遺跡が地域の宝としてもっと広く認識され、普通に地域の人々が参加出来るようになればと思いながら会場をあとにしました。

春めいた休日

通勤の道沿いに、立派な木造の建物があります。「柳田教養文化館」と看板があり、周りの人に尋ねると、隣の小学校の図書館も兼ねているとの事でした。
平成27年度　未来につなぐ「世界農業遺産」保全・活用促進事業　「能登における農村集落の形態」
の成果発表会がありました。

小さなスクリーンには、入りきらないデータが・・・
スクリーンの外の大きな木に嫌でも目がいきます。

「能登町柳田における景観調査から文化的景観をめざして」と趣旨説明があり、学生達の調査活動の一環も紹介され、事例報告がありました。

県下各地で行われている学生の力を借りた地域興し・・・間違ったものではなく、きちんと正確なモノを残して欲しいと言う老人の言葉は、調査に入る若者たちや事業に携わる人たちと地域に住む人との温度差をちょっと感じさせるものでした。

今春の開催をめざす「花のはがき絵展ｉｎ能登」の会場下見にもう一軒立ち寄り、海沿いのパン屋さんでランチを楽しみました。

暖かな春の海が国道をはさんで広がっています。
美味しいと評判のパン屋さんです。

小さなお店で、バッタリ・・・久しぶり！幼なじみの顔がありました。

タイ式カレーとコンカイワシのピザ

海を見ながら、娘夫婦を送り出した幼なじみも含め、三人寄れば会話が弾みます。

介護の仕事について長い彼女から聞く話は、それぞれの年老いた親や舅姑にすぐにも当てはまることばかり・・・。そして、私たち三人にも。

久しぶりに会ったらこんな話？　春の陽気に不安を払拭。

お店の前で記念撮影し再会を約して別れました。

山道の通勤もあと少しとなった春めいた休日。

心慰められる友たちとの時間でした。