2016年2月28日日曜日

2月の畑

穏やかな日曜日。甥がやって来て、畑でエンドウの棚を作りました。
暖冬の今年は、周囲の先輩たちより遅い種まきだったのに、苗は随分大きく育っていました。
蔓が伸びてきたら、棚を作って蔓が絡むようにしなくてはいけないのだそうで、例年なら3月に入ってからの作業らしいのですが、ここでも暖かだった冬がありました。
昔から母が作ってきた豌豆の棚は、甥の切ってきた笹で作りました。
作業を終えて見回したら、梅が2本花をつけていました。
小さな木は、去年小さな実をつけました。
今年は、去年にも増して小さな木いっぱいに花・花
大きな木の方は、たくさん実をつけて甥が梅干しを漬けました。
亡き父が、草刈りをしていた孫の植えた梅の木。
梅が満開になる頃には、桃の花も咲いてくれるでしょう。なかなか実を見る事が出来ないでいますが、きれいな花が楽しませてくれます。
「また、忙しくなるね」 上の畑の先輩が賑やかに声をかけてくれました。
新しい春が始まります。

2016年2月21日日曜日

山を歩く 雪の医王山 Ⅱ

雪の医王山で見つけたもの・・・
雪の中に、ブナの黄色い葉っぱ
干し柿のように、木からぶら下がっているのは・・・
装飾花の萼片が一枚のようなので、イワガラミの花のあとかと。
靄の中に現れた不思議な造形です。
見つけたのは、赤いマンサクの花!!
とても綺麗な濃いピンク色でした。              撮影 T.Hamatani 
雪の上にハートの形。
兎の足跡が、雨や霙で形が崩れ、可愛いハートを並べました。
白い世界で、語りかけてくれたいろんな形、色・・・
どこでも心ときめく出逢いがあります。
賑やかに、和やかにかんじきの跡を残しながらの雪の山でした。

2016年2月20日土曜日

山を歩く 雪の医王山 Ⅰ

先月、キゴ山から見た医王山を歩きました。今回も濱谷さんのご案内です。
急速に発達する低気圧の影響で、石川県内も昼前には雨との予報。
集合場所には、久々に室井ご夫妻がメンバーの応援に駆けつけてくれました。
ご夫妻に見送られ、雪の林道を歩き始めました。
遠くに見えるのは大門山だそうです。
キゴ山への集合場所からも見えました。
西尾平小屋で、トイレ休憩をして、しがらくびまでは林道を歩きました。
しがらくびからは、かんじきをつけていよいよ白兀山へ向かいます。
急な登りも「白峰式かんじき」だと大丈夫。
林の中を歩き始めると雨が強くなり、やがて霙に変わりました。
 
登り詰めれば、白兀山かと思いきや、これは前山だそうです。
風が強く、霙も横殴り状態の中、頂上を目指しました。
すぐに頂上に到着。雪の上から顔を出している展望台の手すりの前で、記念撮影をしメンバーに合流すべく急いで下山。しがらくびから西尾平小屋までは、林の中を歩きました。
下界は気温が高くなっているのか、ガスに覆われています。
西尾平からは再び林道を歩き、駐車場に到着しました。
雪の医王山初体験。緑の頃とは、又、違う魅力を満喫した1日。
先月と同様、こんな楽しい山に、すぐに出かけられる金沢の人達が羨ましく思う帰り道でした。

2016年2月8日月曜日

海の上の山並み

海の向こうに立山が見えると、翌日は天気が崩れると言われています。
立春の朝、立山がきれいに見えました。その日、曇りから霙となる不安定なお天気の一日となりました。
2月4日の朝 
今朝は、白山麓では-9℃。能登の柳田では、-6℃。
どこかで水道管が破裂していそうな位のこの冬、一番の冷え込みとなりました。
しかし、日中は、青空が広がり、光が春を思わせました。
いつになく明るい帰り道、山側の道から海側へ下る時、バラ色に浮き出るような山並みが見えました。
2月8日の夕刻
「こんなきれいなのは、久しぶりやね」
通りかかった車の中から、女性が声をかけました。 
静かな港の向こうのバラ色の山々。
嵐の前の静けさのようです。

そして、夜になり、風が出てきて強い雨風となりました。
強い風の音に混ざって大きな雨音が、夜の闇を突き破る如く響いています。
残った雪を消し去ってしまうような勢いの雨風。雷までゴロゴロ言ってます。
春になる前、強風でリフトが止まる事が必ずあった白山麓の3月をふと思い出しています。

明日は、どんな風景が待っているでしょうか。


2016年2月2日火曜日

春遠からじ

今日は、寒い一日でした。
日中も気温が上がらず低温で推移した帰り道、道の雪は消えていました。
しかし、木々の雪は、振りかけた粉砂糖にように残っています。
幻想的な風景を切り取ってみました。
灌木に舞い降りた雪は、白い花をつけたようです。
いつも見慣れた景色も、季節が様々に彩ってくれます。
明日は節分。そして明後日は、春立つ日。
淡雪にも、ときおり差し込む光にも春の気配を感じる頃となりました。

木々を飾る今日の雪は、春の魁けを思わせる不思議な美しさでした。