2017年11月20日月曜日

秋終い

本を探しに出かけた穴水町の書店の屋根を叩く音・・・
買い物を済ませて、外に出てみたら霰と云うより雹のような大きいものが降ってて、地面があっと云う間にシャーベット状になりました。
ノーマルタイヤで用心しながら車を走らせ、トンネルを抜けて里山海道との分岐に来ると道には霰の跡もありませんでした。
道の両側は、まだ紅葉が残っています。
紅葉や欅、コナラなどが冬前の装いです。
能登空港辺りの道路沿いは、コナラや欅などが黄茶になり、明るく森を彩っていました。
この色を見ると小学校の時の学芸会を思い出します。
私は、橙色のクレヨン。
母の作った橙色の毛糸のカーディガンを着て何だったか台詞を言いました。
その記憶のせいではないけれど、錦秋の森や山を歩くと体中が秋色に染まるようで、
嬉しくなります。
白山麓では除雪車が出動したとニュースが届きました。
葉っぱが落ちて、静かに山が眠る季節がやってきます。

2017年11月14日火曜日

加賀の山を歩く 晩秋の鞍掛山Ⅱ

鞍掛山で出会った植物の写真が届きました。ありがとうございます!
フユイチゴ  バラ科
ナナカマド  バラ科
サルトリイバラ  サルトリイバラ科(又は、シオデ科)  
ソヨゴ モチノキ科 
風に揺れて葉っぱ同志がこすれると「ソヨソヨ」と音をたてるから
名づけられたとか・・・?   去年もたくさん赤い実をつけてましたね。 
タムシバ  モクレン科
ツルアリドオシ  アカネ科
ツルシキミ  ミカン科
ヤブコウジ  サクラソウ科 
消残りの 雪にあへ照る あしひきの山橘を つとに摘み来な 
                                                                                           大伴家持 万葉集より
アセビ  ツツジ科
「馬酔木」と書いてアセビ・・・アセビと言うと奈良を思い出します。
アセビには毒があって鹿が食べないから増えたとか。
花言葉は、犠牲・献身・純粋な心 
赤い実がたくさん迎えてくれた鞍掛山。アセビは、蕾をたくさんつけていました。
タムシバも、冬のコートを纏った蕾がたくさん青空に向かって手を広げているみたい。
この季節の植物たち、いろんな姿で迎えてくれました。

撮影 T.Hamatani

加賀の山を歩く 晩秋の鞍掛山


今年最後の山は、1年ぶりの鞍掛山です。
美しい月と星空を眺めながら集合場所の道の駅こまつ木場潟へ向かいました。
今日こそ良い天気!
塔尾新道の登山口に向かいます。向こうに鞍掛山が見えます。
加賀とのお新道登山口出発
流紋岩の河床の傍らの道を歩きます。
にやっと笑うクマの道標・・・?
そうだったのか・・・急登が待ってました。
まだまだ続く急な登り
岩に絡まる色鮮やかな紅葉
獅子岩から見た白山
獅子岩からは、今年歩いた富士写ヶ岳や加賀大日山が見えました。
頂上到着。あらっ見覚えるある人が・・・
12:15昼食後、下山開始
あずき色の流紋岩の道を下ります。
鶴ヶ滝と塔尾登山道への分岐へ
背の高いコナラなどの木々の中を、水が流紋岩の河床を滑るように流れていきます。
落葉でふわふわの道は、どこに足を置いてよいのか、ちょっと不安
三度目の鞍掛山は、小さな沢を数回渡るコース。
美しい姿を見せてくれた白山や360度のパノラマを楽しむ事が出来ました。
下山後は、道の駅こまつ木場潟でコーヒーやソフトクリーム、おしゃべりで一服。
晩秋の山歩きは、お天気に恵まれ、いつにも増して心和む1日となりました。