2017年7月26日水曜日

能登のユリと白山のユリ

甥から貰ってプランターに植えたカサブランカ。
分球されて何本も花茎が立ち上がり、蕾で重そうだった1本を花瓶に生けました。
次々と花が開いて・・・数えてみたら開いた花が3つ、蕾が4つで7つ蕾をつけた花茎でした。
甥に報告の為、撮影です。
晩生のジャガイモ畑と袋掛けをしたリンゴを荒らした猪害に沈んだ心を癒やしてくれます。
「歩く姿は百合の花」ならぬ座った牡丹の如く華麗な百合の花束です。
パソコンを開いたら、清水さんから白山登山情報が入っていました。
能登の夏祭りの22日~23日。23日は、どしゃ降りで本祭りが中止になった日です。
白山は、2日間とも雨で、下山路は川のようだったそうです。
遠い昔の台風時の下山路を思い出しました。
環境省とトヨタ自然学校に勤める猛者2人と登った白山は、登りも下りもびしょ濡れの登山でした。
二つも花をつけた黄色のクロユリ(キイロユリ?)
エコーラインの登り道
黄色のクロユリの画像も送って下さいました。白山の花、今年の初見です。
以前、場所を教えて貰いながら下りましたが、気づかずに通り過ぎていました。
来年は会えるかな。ちょっと遠い白山。
秋の静かな頃に登れたらと思いながら、まだまだ汗まみれの夏が続きます。

2017年7月17日月曜日

加賀の山を歩く  加賀の大日山 Ⅱ

大日山で出逢った植物たちです。
エゾアジサイ  アジサイ科
アジサイ
どう見ても普通のアジサイでした。出作りの跡かもしれません。
バイケイソウ  ユリ科
オニクルミ  クルミ科
ヤマブドウ  ブドウ科
ツクバネ  ビャクダン科 
ノリウツギ  アジサイ科
ムラサキシキブ  シソ科
ミヤマイボタ  モクセイ科 
コアジサイ  アジサイ科
タマガワホトトギス  ユリ科
クマイチゴ?  バラ科
花は少なかったけれども実をつけたものなど、いろんな植物に出逢いました。
名前のハッキリしないものもあります。?じゃなくて、本名で紹介したい!!ですが・・・。

加賀の山を歩く  加賀の大日山 Ⅰ


天気予報とにらめっこしながらの登山。
大日山を歩きました。大日山(だいにちやま)と言えば相撲取りの四股名のようでもありますが、山岳信仰のある山名だと大日山(だいにちさん)と言うそうな・・・
集合場所に集まった面々は、実施 or 中止? と云った感じでしたが、いつものように実行です。3台の車に分乗して、大日川沿いの道を遡ります。
木地小屋の登山口にあるお地蔵様
可愛いキティちゃんや兎の置物も一緒です。
出発前の挨拶
熊の平までは、水平道を歩く如く・・・
沢を4度渡ります。
熊の平は、杉林の中。休憩タイム
いよいよ急登の始まり。昔、歩いた新保峠の道を思い出します。
熊の多いところ。そこら中に歯で皮を剥いだ杉の木が目に入ります。
杉林を過ぎると気持ちの良いブナ林が続きます。
木々の葉っぱが雨を受けてくれて合羽を着る必要がありません。
11時頃に、カタクリ小屋に到着しました。
希望者だけ荷物を小屋に置いて、大日山に向かいます。この道も暫く行くと急な登りが続きました。最後の登りだと言われてからの登りの長かった事・・・まるで蕎麦屋の出前だと茶化しながら霧の中を歩きました。
頂上からの眺望もゼロです。
こちらは、越前甲方面。今では登山道も整備されていないとのことでした。
霧の中の頂上で証拠写真?
写真を撮ってくれた彼
後で聞いた話だと、神戸からやって来た・・・大日山リピーターです。
頂上で写真を撮ってくれた彼は、残りのメンバーを待って昼ご飯の準備だそうな・・・
戻り道で出逢ったメンバーは、3人それぞれ時間差で登って来ました。最悪だったのは、米と水を持ってたのが最後に登って来た人。3人は、最後の彼が到着するまで昼ご飯にありつけません。我慢、我慢・・・
下山前に、小屋の横で証拠写真撮影。
既に昼食をすませた居残り組から、いろんな話を聞きながら昼食を摂り、下山コースの希望を確認して一番短い登って来たコースを下りる事に決定です。
それでも、やはり急な登りは、急な下り道である訳で・・・
えっこんなとこ、登ったっけと口々に言いながら下山です。
最後の沢渡りが終われば、登山口までは楽ちんコース
15時過ぎに登山口に到着しました。
大日山は、1,368m。そんなに高い山ではないけれども、急な登りが続き夏でもあり、ハードな登山となりました。案内の西野さんは久し振りの大日山との事。記憶も少し曖昧でしたが、千束谷の千束ノ滝や大日川の本流に注ぐたくさんの支流の谷の話、廃村となった集落に昔泊まった話等々、様々な面白い話を聞かせてもらいました。炭焼きで暮らせなくなった頃、離村する人達が増えて廃村となった集落が登山口まで続きました。
その反面、別荘が建ち並び季節毎に人口が増える集落も・・・暮らしの豊かさを追い求めて、人々は山奥の自然に入ってくるようです。
雨がぱらつく生憎の天気でしたが、その為暑すぎずに歩く事が出来ました。
集合場所に戻った時の下界の暑さ、ふぅー現実に戻った瞬間でした。

2017年7月12日水曜日

徒手空拳  

何も無い身で、物事にあたるのは思うようにはいきません。
議論の出来ない空間と云うのは、何の為の時間なのか・・・。
新しく事を成すのも、人・人・人あってのものだと痛感する日々
徒手空拳の身であれば、尚更のこと・・・
人に恵まれていた日々を思い起こしています。
その日の午後は、日和山の観音堂のお参りに出かけたのでした。
伊能忠敬が測量に訪れた享和3年頃には、この観音堂はありませんでした。
越坂城主の太田寬人の持仏だったと伝わる十一面観音像
地区の人達が観音様をお祀りしています。
真宗の寺の住職がお経をあげて、観音様の由来を記した縁起書を読み上げました。持仏はこの寺に預けられて、明治の頃日和山にお堂を建てて祀られる事になったとのこと。
暫くすると真言の僧侶がお経を唱え、真宗の門徒でもある地区の方々が御詠歌を唱えます。
観音堂が出来てやがて120年を迎える今、お祀りする人々の高齢化やお参りする人達の減少で観音様をお守りするのも大変だとのことでした。
小さな祠で、一年に一度の観音様のお参りの日。人々の素朴で愚直な信仰心と思いに触れた時間でした。
徒手空拳
観音様のお祀りに集った人々とその夜の会に座した人々、人の力を改めて思い返しています。 

2017年7月9日日曜日

この木何の木?

建物の南側には、夏になるとグリーンカーテンが出来ます。
昨年は、緑や白のゴーヤをたくさんいただきました。今年は手前のスペースにキュウリとエンドウ豆も植えるとか。通りがかる人達にも新鮮なグリーンカ-テンならぬグリーンガーデンです。
ところが・・・どう見てもキュウリではない
大きなカボチャの葉っぱです。
やっぱりカボチャの実が出来ました。
あっ、キュウリが・・・
あっ、根元に2本の苗が見えます。
棚を作って蔓を登らせた野菜は、キュウリの筈でしたが、葉っぱはカボチャ。
とても不思議でしたが、真相が明らかになるとそうだったのか・・・です。
植えた本人も気づかなかった様子。どうやら、キュウリとカボチャが食べられそう♪
捕らぬ狸ならぬとも楽しみにしている夏の摩訶不思議な出来事です。

2017年7月8日土曜日

七夕の夜空

今宵は、七夕。
織姫と彦星が逢瀬を楽しむ日・・・とは言っても、ベガとアルタイルは光の速さで16年かかる程、遠く離れています。いつまでたっても逢えない?悲しい定め。
8月の観望会に向けて、望遠鏡の使い方を覚えることにしました。
今宵は、十三夜。月の傍らには、土星も輝いています。
大倉さんの手作り望遠鏡。
6月の観望会で活躍してくれました。
幾多の観望会で活躍してくれた手作り望遠鏡。操作を覚える気などさらさら無かったツケが廻ってきました。何とか月と土星を見せてあげなくてはいけません。
七夕のイベントを行っているという満天星に出かけました。
先日の観望会でお世話になった学芸員の方に操作を教えて貰おうと考えたのですが、たくさんの方々が大きな望遠鏡で星々を観望していて、話しかけるのも難しい状況です。
外では、月や木星、ベガにアルタイル、デネブ等々、夏の星々を紹介してくれました。 
月の横に輝く土星に焦点があわされた望遠鏡
木星は、衛星や縞々までも見る事が出来、土星は、リングや衛星をたくさんきれいに見ることが出来ました。
今宵は、十三夜の月で明るい夜でしたが、澄んだ空なので星々がきれいに見えると職員の方が話してくれました。
遠くで、あばれ祭りの花火や太鼓の音が聞こえます。
涼しい夏の夜、久々の星月夜・・・。
明晩は、きっちりと土星をとらえることが出来ますように・・・何事もトライです。