2016年10月10日月曜日

晩秋の白山から

晩秋の白山の写真が届きました。
日帰りでの秋の白山行。
山終いが近づくと、山荘に置いておけないものをヘリで下ろします。
昔、南竜では空き缶を大量に下ろし、下界で中を洗ったこともありました。
空き缶は持ち帰りとなってますが、長い営業期間中、たまるものですね。
弥陀ヶ原の草紅葉ももう少し・・・向こうに別山がくっきりと見えています。
御前峰からアルプスの山々
室堂平の草紅葉も終わりに近づいたようです。
展望歩道から白水湖
ここのところ、観光新道を登り砂防新道を下山する白山登山が続いています。
登山道から白水湖を望む写真を見ていると、ふっと風が舞い上がってくるようです。
来年は、新緑か秋の平瀬道!と思ってしまいます。

いろんな表情を見せてくれる白山の奥深さを堪能させてもらいました。感謝!!

撮影 A.Nakamura

珠洲焼きまつり

町民大運動会が中止になり、珠洲焼きまつりに出かけました。
ラポルト珠洲前の芝生広場には、たくさんの珠洲焼き作家が作品を並べて展示販売していました。
軽食のコーナーでは、美味しそうなパンやおにぎりに味噌汁などが販売されています。
電気窯や登り窯での作品がたくさん展示されています。
姉の孫ちゃんには、パンコーナーの方が魅力的です。
12世紀後半から15世紀末にかけて珠洲郡内(現在の珠洲市周辺)で作られた

中世を代表する焼物             石川新情報書府より
ラポルト珠洲内では、珠洲焼きのろくろ体験や出展作家の花器での生け花展が開かれていました。
珠洲焼き独特の黒くマットな質感が、お花をより美しく際立たせています。 

通常よりお得感のある作品の数々。
お目当ての作家の酒器(お花を生けても素敵です)や若い作家の器を求めました。

小雨が落ちてきたり日が出たりと落ち着かない天気でしたが、栗ショウガご飯のおにぎりと味噌汁で
軽いランチを慌ただしく楽しみ、4世代のおなご達の連休が賑やかに過ぎました。

2016年10月6日木曜日

青を染める

能登空港で開かれた講演を聴きに出かけました。
『草木染めの文化史  青を染める』
久しぶりの講演会であり、どんな話になるのか楽しみ・・・
青を染める植物として、クサギ・山藍・藍が紹介されていました。
クサギ(クマツヅラ科)の実の煮染め・・・
麻が淡くそまった
山藍(トウダイクサ科)
能登にないのかと思っていたら、輪島の海岸沿いにあるらしく
実際にこれで染めた事のある人も参加されてました。
講師が勤務していた鹿西高校染色部で行った染め調査での
山藍の染色標本
青色を示す元素図
環境物理学の教師をしていた講師のお話、理科か化学の授業のようでもありました。
元素図の一部に青い色素を示すものがあるとの話・・・
懐かしい徳島の小上粉や人間国宝だった千葉あやのさんが育てていた縮み葉の藍等々が紹介され、白峰村史に記載のあった藍染めを思い出しました。思いだけで試せなかったことのひとつ。

西山で播種して育った小上粉は、白い花。
能登で育った今年の藍、先日の台風で花の色も褪めて終わりました。
来年は、山藍を探して染めてみたいものです。

鹿西高校染色部は、白山ろく民俗資料館へオバル染めに来ていたそうです。
春と秋のオバルで染め上がりにどんな違いがあるのか、試した色標本の掲載された報告書を目にしたことがあります。
その時の顧問が本日の講師でした。

2016年10月3日月曜日

ハートの形の気持ち

美味しい梨をいただきました。
ごろんと大きな梨です。
何気なく見ていたら・・・ハートの形
他の梨とこすれあって、ちょっと傷だらけの人生だぁ
届けた下さった方の心までいただいたようで、ほっこりとした秋の夜。
もう少し、眺めていただきまぁーす。

2016年10月2日日曜日

能登の山を歩く 初秋の宝達山 Ⅲ

雨の登山道でも、たくさんの植物に出逢いました。
エチゴヒメアザミ  キク科
カガノアザミと異なり、頭花の総苞が粘らないのだそうです。
ゴンズイ  ミツバウツギ科
ツクバネ  ビャクダン科
大きなツクバネの実がたくさん!!
アキギリ  シソ科
ムカゴ  ヤマノイモ科
サラシナショウマ  キンポウゲ科
ノササゲ  マメ科
クサギに似た実をつけたゴンズイは、葉っぱが羽状複葉でクサギとは違います。
しかし別名 黒クサギとも言うそうです。親戚ではないけれども、似たもの同士と云ったところでしょうか。

登山道の名前にあるように、春にはたくさんの白いコブシの花に出逢えるのかもしれません。
秋の気配が漂い始めた宝達山。
雨後の緑も美しく、快適な山歩きとなりました。

撮影 T.Hamatani