2019年4月30日火曜日

アギシコギクザクラ

三童子山から戻った翌日、阿岸の本誓寺のコギクサクラが咲き始めたと知り、午後から友人と3人で出かけました。
昔、家族で桜を観に出かけた事がありましたが、時間も経ち場所も、うろ覚え・・・。
畑で作業してる人に確認して、向かいました。
能登最大級で最古と言われる眞宗寺院です。
山門の見事な彫り物
青空に映えて・・・
アギシコギクサクラ
昭和43年に、石川県指定天然記念物となりました。
山桜の一品種で、一花に170枚~200枚の花びらをつける。とあります。
遠くからも見えるブルーシートは、
本堂の茅葺き屋根の葺き替え最中でした。
寺の横には、きれいなしだれ桜が満開です。
茅葺き屋根の本堂は、棟札2点とともに、県の有形文化財に指定されています。
又、山門・鐘楼・鼓楼は、輪島市指定有形文化財となっています。
その他、様々な文書などが文化財指定されています。
アギシコギクザクラは、蕾の頃から満開にかけて、花の色が変わっていくので、「七変化の桜」とも呼ばれているそうです。
小さな桜紀行は、本誓寺を後にして、三井町の仏照寺へ立ち寄り、これも県指定天然記念物のしだれ桜を鑑賞。若干、花が少なめでしたが、幹の太さと古木然とした佇まいに圧倒されました。
大幡神杉伊豆牟比咩神社へも立ち寄り、可愛い狛犬を紹介して帰路につきました。

2019年4月25日木曜日

加賀の山を歩く 三童子山 Ⅲ

三童子山の美しい植物たちの画像が届きました。
チゴユリ  ユリ科
オオバクロモジ  クスノキ科  
モミジイチゴ バラ科
ナガハシスミレ  スミレ科
シュンラン  ラン科
タムシバ  モクレン科
タムシバとコブシの違いは・・・?
花が咲いている時に、花の下に葉っぱが一枚ついてるのがコブシ
葉っぱの細い方がタムシバ(裏が白い)かな
そして、断然、良い香りのタムシバです。
ウリハダカエデ  カエデ科
ウスギヨウラク  ツツジ科
ヤマルリソウ  ムラサキ科  
キュウリグサに似てますね。でも、やっぱり可憐さでは、こちらです。
急な登りと下りで楽しんだ登山道沿いには、春の花がたくさん姿を見せてくれました。
美しい画像に改めて感謝です。

撮影 T.Hamatani

2019年4月24日水曜日

加賀の山を歩く 三童子山 Ⅱ

三童子山で出会った自然
大きなリョウブの木
黒岩
ユキグニミツバツツジ
マルバマンサク
枯木の上の幼い命
向こうに見える鞍掛山
葉を広げたブナの木

2019年4月23日火曜日

加賀の山を歩く 三童子山

 三童子山・・・可愛い名前の山は、結構にハードな急登の連続が待っていました。
8時に道の駅こまつ木場潟集合の案内に、皆さん早々に集合です。全員が揃ったところで、公民館の駐車場に移動。途中、前を行く車を見失わないように、懸命の追跡です。
その後、5台の車に分乗して林道分岐へ向かいました。
ゆっくりと準備し、8時52分出発。
興味深い露頭
岩が斜めに・・・溶岩が流れたのでしょうか?
足谷登山口着
登山口から急登が始まります。延々と・・・
延々と・・・続く急な登り・・・
延々と登って、漸く三童子山頂上到着
三童子山城跡の看板がありますが、本当?と思うような・・・
アップダウンを繰り返し、ピークを下った辺りで、早めの昼食です。
昼食後、12時16分、主谷登山道分岐へ向かいます。
ヒメコマツの多い道をひたすら歩き、13時23分到着です
合写真撮影などの後、13時36分、急な坂を下ります。
振り返ると、急坂を下るメンバーの姿。
急な道をひたすら下り、やがて杉林の中へ
林道に辿り着きましたが、これからが長い
分岐までは35分とあるところを45分、楽しみながら歩きました。
城戸のだんご岩
団子と言うより、つくねのような岩だ
しりさぎの神岩
岩の下が岩屋のようになっていて、自然信仰があったと思われるとあります。
林道を歩くと、右手に炭窯の跡のような痕跡がありました。
15時14分、林道分岐に到着しました。
石の文化が深く息づいている小松市の三童子山は、大きな岩や岩の露頭、河床の岩等々、
とても興味深く面白い山でした。案内して下さった方々に感謝し帰路につきました。

2019年4月16日火曜日

春の景色に

仕事帰り、西町へ出かけました。
水平線の向こうに白い山並みが見えます。明日は、天気が崩れるのかもしれません。
港を囲むように家々が立ち並び、海岸沿いの道がなかった頃には、港に向けて船小屋が建ち並ぶ風景がありました。沿岸漁業から遠洋漁業に推移していく過程で、広い道路が出来て、船を揚げておく小屋もなくなりました。
鏡のような水面に、釣り糸を垂れる人達。
訪ねた家の天ぷらを揚げる香りと優しい声。久し振りに穏やかな空気が流れていました。
 
昨日、金沢の帰り道。仕事の買い物を済ませて、潟沿いの道を進みます。
気づけば、道路沿いには延々と桜並木。
この道を語りながら歩いた時があったのか・・・
過ぎし春の日々を思いました。
桜に、穏やかな海に、もの思う春です。

2019年4月10日水曜日

今春の荘川桜

裏の荘川桜が咲きました。
昨秋、小春日和ならぬ上天気続きで花が咲き、春の開花を心配していたのでした。
しかし、一時期に比べて花の数が格段に少なく、海からの強風や昨秋の高温などが
影響しているのかもと心配になります。
葛が絡みつき、桜の木も可哀想状態。
強風で太い幹も折れ、折れたところから小さな枝が何本も出ています。
小さくて可憐な花がずっと変わらず咲いてくれますように。
畑で草取り作業の休憩時、ネットの杭の先にジョウビタキが止まりました。
冬から今にかけて、初めて姿を目にする事ができました。
オレンジ色のお腹に白い班の入った黒い羽根。
オスの紋付き鳥は、お辞儀をするようにしてカッカッカッと鳴いています。
日中は暖かくても、夕方になると風は冷たく、冬と春が綱引きしてるような日々が続きます。
それでも、暖かさを感じてお別れに姿を見せてくれたのかもしれません。
梅の花はすっかり終わり、ちょっと弱りつつある桃の木の蕾が大きくなっていました。

2019年4月2日火曜日

春の山を歩く バンビライン Ⅲ

雨の中、撮影された、美しい花たちの写真が届きました。感謝!感謝!
カタクリ  ユリ科
繊細な花びらに雨粒が光ります。
カタクリの赤ちゃん達は、葉っぱが二枚になって、栄養を球根に溜めて
可愛い花を咲かせます。林床いっぱいに咲く日が楽しみです。
キブシ  キブシ科 
キンキマメザクラ  バラ科
ミチノクエンゴサク  キンポウゲ科
懐かしい! ミチノクフクジュソウ キンポウゲ科
葉っぱも今、開いたばかりのようです。
懐かしいミチノクフクジュソウを探してみようかと思いましたが、雨の中、時間も限られあきらめて通り過ぎてしまいました。根性が足りません・・・
ミノコバイモ  ユリ科
スミレサイシン  スミレ科
エンレイソウ  ユリ科(シュロソウ科)
ユリ科の植物がたくさん。葉っぱの形も花も異なりますが、ユリ科は単子葉植物。
種子が発芽する時に一枚の葉をだすものを単子葉植物、二枚以上だすものを双子葉植物と言うそうです。同じユリ科でも、いろいろです。
昼食後、白山麓のカタクリの群生地、大野のカタクリの里を訪ねて、それぞれに趣の異なるカタクリに、それぞれが出逢えた一日でした。
  撮影 T.Hamatani