2018年4月30日月曜日

久し振りの白山

今日は、新緑の谷峠を歩きました。
歩いた事があるのに、記憶が曖昧なこと。谷峠の標高は、約900m。
源八山でお別れのご挨拶をして、次々と車が下って行きました。2台を残す頃、ご挨拶もせずに、先日、能登まで来てくれた行勧寺へ戻りました。
白峰の町の中をじっくりと見るのは、4年振りです。何だか外見が変わっているのは、重伝建の指定を受けた家々が、補助を受けて直した後らしく・・・。9割補助がでるので、いろいろ決まり事の中で修復してるとのことでした。
ちょっと不思議で残念に思えましたが、地域の中では仕方ないことなのかもしれません。
久々に谷峠から見た白山。
何も変わってはいないけれど、如何せん、撮影の腕が・・・
同じ景色の中の同じ被写体なのに、残念なピンぼけ。
又、歩ける事があるかなと思いながら、今日のいろいろを反省しきりです。
至らないことばかりでしたが、ありがとうございました。
白山の写真を見ながら、振り返っています。

2018年4月28日土曜日

方言が語る地域の魅力

昔々、生意気にも新聞に「方言」について投稿した事がありました。
故郷を離れて、ふっと思い出した幼い日。
知らないおばさんが、やんちゃする子を方言で戒めてくれました。
「こら、ぼんち、たんち虐めんとこぉ」男の子は「ぼんち」、女の子は「たんち」。私は「たんち」?
先日、方言の講演会を開催する事が出来ました。
当日はとも旗祭りの伝馬船出しで、各町内では朝から忙しく、講演会どころではないと云った雰囲気でしたが、幸いな事にたくさんの参加者を迎えて、金沢から来ていただいた新田先生のお話を聞く事が出来ました。
旧内浦町には、独学で方言を調査収集した馬場宏さんと云う方がおられました。馬場さんの著された方言の分布図を例に、地域の方々にもわかりやすいお話が続きます。
今朝は、立山がきれいに見えていました。
話さなくなって長い時を経ても、方言は自分達の深層で息づいているんだ。来場者の反応を後方から見つめながら、無くなりそうな言葉の数々を後生に伝える大切さを思いました。暮らしの中で、生き生きと飛び交う言葉が語る地域の魅力。言葉は、地域の色のようなものです。
南東の空に輝く星は・・・?
遠く白峰から、知人達が訪ねてくれました。
「にゃあ」など同じ語尾が不思議でした。長く白峰の方言を研究された新田先生もご存知のお寺の住職と知人は、染め同好会の仲間。滞在時間はわずか。別れ際「ノイノ」とは言いませんでしたが、ジゲに行ったらギョウカに寄って懐かしいジゲ弁を聞きたいと思いました。

2018年4月12日木曜日

新年度、インフルで寝込んでいたら、荘川桜が満開となっていました。
土の少ない裏の土手に植えられて、何の手当もしないのに毎年、きれいな花をつけてくれます。
雪害で折れて、花芽のつかなくなった枝も多くなりました。
まだまだ元気で咲き続けて欲しいと満開の桜に思いました。
エドヒガンは、ソメイヨシノの片親だそうです。
荘川桜の実生苗が、こんなに大きくなりました。
葛が絡みついて可哀想状態です。葛蔓を何とか退治してあげなくては・・・
山桜が好き・・・赤っぽい葉と大きめで薄いピンクの花を見ると春を感じます。
 
これでもかって、玉のように群れて咲くソメイヨシノは、派手ではあるけれど
やっぱり桜は、山桜やエドヒガン・・・寒地に咲くオオヤマサクラやキンキマメザクラも楚々として美しい。あっと云う間の桜かな

お花見いつするん? 花寒の1日、お花見弁当を楽しんだのは去年の春でした。
ちょっと準備不足で体調不足で、咲き急ぐ花に追いつけない卯月です。

2018年4月9日月曜日

能登を歩く  雪割草と千体地蔵 Ⅱ

可憐な雪割草などの写真が届きました!
本当に美しい写真、ありがとうございます。
純白の雪割草が、おしくらまんじゅう。
葉っぱが襟巻きのような咲く前の雪割草
キクザキイチゲの群落
スミレサイシン
トキワイカリソウ
ヤマエンゴサク
 
 
 
 
深紅のヤブツバキ
タチツボスミレ
キブシ
白っぽいショウジョウバカマ
マンサク
千体地蔵 美しい造形・・・茸のようでもあります。
千体地蔵から眺めた海外線 綺麗!
男女滝(なめたき)県の名勝に指定さています。
大きくゆったり段々に流れるのが女滝、手前の急な流れが男滝
美しい雪割草や林床の草花たち・・・春の到来を声高に歌ってくれてるようです。
千体地蔵も外浦の海岸線も、これでもかって位の美しさでした。
今年は、能登立国1300年と賑やかなこと。歴史ある郡名もなくなった平成の合併から13年目、まだまだ残る能登の魅力を満喫した探検でした。
撮影 T.Hamatani

能登を歩く  雪割草と千体地蔵

久し振りに、能登の里山を歩きました。
あれっ  集合場所が掲載されていなかったらしく
集まった方々から聞いて、初めてミスに気づく始末です。
気を取り直して、参加者10名の協力金を深見側で支払い、登山開始です。
深見側から雪割草群落地へ登り始めました。
土の少ない斜面に、強風に耐えて育つ木
ツンと空に向かって背伸びするような雪割草です。
芽吹き前の林床には、行者ニンニクの群生が見られますが、その上段は
イノシシ達が掘り起こして大変な事になっています。
アラゲヒョウタンボク スイカズラ科
オオヒョウタンボクみたいやね。スイカズラかウツギの仲間かねと話しながら撮影後、暫く行くと、「これを撮影したかった」と皆月側からここまで来て撮影されてたメンバーと合流。珍しい植物なのだと教えてもらいました。
登山道の右手には、モノレールのような線がずっと向こうまでつけられてます。
モノレールのような線は、どうやら立ち枯れてたりする木々を伐採して運ぶモノなのかもしれません。海からの強い風で、枯れたり折れたりした木が、たくさん見えました。
三角点のある猿山頂上から少し下がった鞍部で、風を避けて昼食をとりました。     
昼食後、空模様も怪しくなりつつある中、灯台方向の群生地を下ります。
メンバーは、能登在住者よりどこにどんなきれいな場所があるかを知っておられます。
今回も、本当に心強いウォーキングとなりました。
深見の登山口に下り、希望者で近くの桜滝を見学に出かけました。 
男滝の裏側から拝殿を望む
 
滝神社の奥の祠のガラス戸から、如来像が見えるとか見えないとか・・・
光の加減なのでしょうが、正直者でないから見えないの?と勘ぐってしまうほど、不思議な時間でした。大きな丈六の如来像とありますが、まるで大木に掘られた仏さまのようでした。
門前のビューサンセットで今日は宿泊です。日帰りの室井ご夫婦と別れて、温泉に入り美味しい夕食をいただきました。
翌日は、曽々木海岸まで移動です。
下見で確認した登山口から歩き始めます。
畑の道のような雰囲気で急な登りが続き、11時の寺の鐘の音が聞こえて来たと思ったら
車道との三叉路に辿り着きました。車道は、岩倉寺へ続いています。
眼下に窓岩が見えます。千体地蔵まで500mの看板
Oh my God!
出発前夜、確認したのに、なんとカメラの電池がきれてしまいました。
千体地蔵直下の登りを振り返れば、何とも残念至極・・・
不思議な事に撮せた写真は、お地蔵さまのご加護の賜物でしょうか・・・
ラストの一枚。
振り返れば、眼下には曽々木から輪島の外浦の美しい海岸線が続いていました。
急登を登り切って、眼前に現れた岩は、想像よりも小さく感じられました。
しかし、暫く眺めているとやはり心に迫ってくるものがあります。
次回は岩倉山を経由して、岩倉寺で精進料理を楽しむ山歩きも良いかも・・・とふっと思いながら、輪島で昼食後、西保海岸を経由し男女滝で解散しました。

ミスだらけの3月の山歩きは、いつもながら大人のメンバーの方々に助けられて、
いつもと同じく楽しい2日間となりました。
灯台もと暗しの能登在住者の能登探し・・・まだまだ奥深い能登を楽しんだ時間でした。