2018年4月9日月曜日

能登を歩く  雪割草と千体地蔵

久し振りに、能登の里山を歩きました。
あれっ  集合場所が掲載されていなかったらしく
集まった方々から聞いて、初めてミスに気づく始末です。
気を取り直して、参加者10名の協力金を深見側で支払い、登山開始です。
深見側から雪割草群落地へ登り始めました。
土の少ない斜面に、強風に耐えて育つ木
ツンと空に向かって背伸びするような雪割草です。
芽吹き前の林床には、行者ニンニクの群生が見られますが、その上段は
イノシシ達が掘り起こして大変な事になっています。
アラゲヒョウタンボク スイカズラ科
オオヒョウタンボクみたいやね。スイカズラかウツギの仲間かねと話しながら撮影後、暫く行くと、「これを撮影したかった」と皆月側からここまで来て撮影されてたメンバーと合流。珍しい植物なのだと教えてもらいました。
登山道の右手には、モノレールのような線がずっと向こうまでつけられてます。
モノレールのような線は、どうやら立ち枯れてたりする木々を伐採して運ぶモノなのかもしれません。海からの強い風で、枯れたり折れたりした木が、たくさん見えました。
三角点のある猿山頂上から少し下がった鞍部で、風を避けて昼食をとりました。     
昼食後、空模様も怪しくなりつつある中、灯台方向の群生地を下ります。
メンバーは、能登在住者よりどこにどんなきれいな場所があるかを知っておられます。
今回も、本当に心強いウォーキングとなりました。
深見の登山口に下り、希望者で近くの桜滝を見学に出かけました。 
男滝の裏側から拝殿を望む
 
滝神社の奥の祠のガラス戸から、如来像が見えるとか見えないとか・・・
光の加減なのでしょうが、正直者でないから見えないの?と勘ぐってしまうほど、不思議な時間でした。大きな丈六の如来像とありますが、まるで大木に掘られた仏さまのようでした。
門前のビューサンセットで今日は宿泊です。日帰りの室井ご夫婦と別れて、温泉に入り美味しい夕食をいただきました。
翌日は、曽々木海岸まで移動です。
下見で確認した登山口から歩き始めます。
畑の道のような雰囲気で急な登りが続き、11時の寺の鐘の音が聞こえて来たと思ったら
車道との三叉路に辿り着きました。車道は、岩倉寺へ続いています。
眼下に窓岩が見えます。千体地蔵まで500mの看板
Oh my God!
出発前夜、確認したのに、なんとカメラの電池がきれてしまいました。
千体地蔵直下の登りを振り返れば、何とも残念至極・・・
不思議な事に撮せた写真は、お地蔵さまのご加護の賜物でしょうか・・・
ラストの一枚。
振り返れば、眼下には曽々木から輪島の外浦の美しい海岸線が続いていました。
急登を登り切って、眼前に現れた岩は、想像よりも小さく感じられました。
しかし、暫く眺めているとやはり心に迫ってくるものがあります。
次回は岩倉山を経由して、岩倉寺で精進料理を楽しむ山歩きも良いかも・・・とふっと思いながら、輪島で昼食後、西保海岸を経由し男女滝で解散しました。

ミスだらけの3月の山歩きは、いつもながら大人のメンバーの方々に助けられて、
いつもと同じく楽しい2日間となりました。
灯台もと暗しの能登在住者の能登探し・・・まだまだ奥深い能登を楽しんだ時間でした。


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