2015年11月27日金曜日

白山麓から初雪の便り

昨日よりは暖かな朝だった出勤時、気温は7度・・・通勤路では5度になり、勤務先につく頃には3度になっていました。車から降りようとしたとき、フロントガラスを霰状のモノがたたきつけました。
雨と風と時折日の射すお天気の一日。
白山の麓から、初雪の画像が届きました。
初雪は、ふわふわの淡雪のようです。
ストーブの炎は、見ているだけで暖まりそう・・・
あっという間に過ぎて行った秋。
山眠る季節がやってきました。
スノーシューやかんじき、ながぐつで楽しむ静かな山を想いながら、冬の保存食の準備が始まります。

2015年11月19日木曜日

晩秋の鞍掛山ミステリーツアー Ⅲ


強風に木々が揺れる鞍掛山で見つけたもの。
鉄塔の下にいたイナゴ
山のイナゴは羽がなくて、里のイナゴは羽がある・・・???

アセビの花 ツツジ科
石川県では極めて珍しい植物だそうで、準絶滅危惧種となっています。
ヒイロタケ
同じような色合いの同じサルノコシカケ科の茸と云えばマスタケ。
白山麓ではマスゴケと言って、幼菌の頃は少し酸味のある珍味でした。
伐られた跡から、たくさん跡継ぎが生えてきました。
命を繋ぐ木々の強さ・・・面白くきれいな樹形 
雁皮の紅葉
葉っぱを触ると、ベルベットのよう。表裏に細かい毛が生えているようです。
石川県が北限
雁皮の花 ジンチョウゲ科 
                                                 撮影 T.Hamatani
ジンチョウゲに良く似ています。
撮影 T.Hamatani
天気予報を心配しながら出かけた鞍掛山。
台湾からのゲストと共に、歩いた道沿いには、返り花や赤い実の数々・・・。
自生の植物と地域の産業。加賀雁皮紙は、能美市の特産(今では一軒だけで作られているそうです。)ですが、雁皮が自生するこの地だからこその紙。
山を歩き、地域を再発見する・・・一粒で二度美味しい、今回もそんな時間を楽しむことが出来ました。

2015年11月17日火曜日

晩秋の鞍掛山ミステリーツアー Ⅱ

鞍掛山で見つけた植物たちの画像が届きました。
マキノスミレ スミレ科
ソヨゴ モチノキ科
冬青と書いてソヨゴ。赤い色を染めると云いますが、青く染まるのではと
思ってしまいます。 フクラシバ・クラシバとも・・・
タムシバ モクレン科
ツルアリドオシ アカネ科
(一両) 
ツルシキミの実 ミカン科
ツルシキミの花
ヤブコウジ ヤブコウジ(サクラソウ)科
(十両)
ユキグニミツバツツジ  ツツジ科
珍しくたくさんの赤い実をつけたソヨゴやヤブコウジ、ツルアリドオシ等々
可愛い実や花が迎えてくれました。
撮影 T.Hamatani

晩秋の鞍掛山ミステリーツアー

晩秋の山歩きは、春に歩いた小松の鞍掛山。
天気でコースを決めるので、当日までコースがわからないミステリーツアーとなりました。
予報では、午後から雨模様との事。山にあたる風の音が響く中、出発です。
第2駐車場に集合し、第一駐車場まで移動。案内板でコース確認。
鉄塔コースからは、遠くに宝達山が望めます。

とのおコースにある小獅子岩から福井県側の山を望む。
富士写ヶ岳が正面に、その隣は先月歩いた丈競山だそうです。
小屋前からの町並み
強い風が塵を払ってくれたように、すっきりと景色が見えました。
小屋の傍らのソヨゴ
たくさんの赤い実が賑やか!! 能登の柳田では「クラシバ」と言うそうです。
山頂からコースを確認
バリエーションに富んだコースを楽しめる鞍掛山です。
昼食後の下山コースは、水谷コースです。
下った鞍部は、鶴ヶ滝コースの分岐点。その先を登ります。
急斜面に植林された檜や杉の林の中を登山口に向かって下山です。
それにしてもこんな急斜面への植林、困難な作業に従事した人々を思います。
木々を揺らし、山全体が鳴り響いているような強い風の中、ソヨゴの可愛らしい赤い実や甘いタカノツメの香りに癒やされ、アセビや雁皮の木、アカガシ等々興味深い植物とも出逢いました。
案内して下さった西野さんやコースを知り尽くしたメンバーに感謝の一日です。
コース毎に、違う表情を見せる鞍掛山は、四季折々に楽しみたい加賀の山となりました。