2023年9月28日木曜日

雨の日の秋のかけら

久方振りの雨。
昨日は少し降ってくれて、今朝は曇天の中、時折、ザーッと降ってくれてます。
郵便物をポストに入れて山側の道から帰って来ました。
椎の木に殻斗がついています。
先が少し開いているので、もう少し開くと実が落ちそうです。
ちょっと遠かったので、ピントが今一つ。
昔、神社の境内にも大きな椎の木がありました。我家は、神社から離れているので、椎の実を拾った事はありませんでしたが、神社の町内の子供らは自分達で探せるおやつでした。
センニンソウ
葉っぱの違いで、ボタンヅルと区別がつきます。
やがて種になりそうなセンニンソウの白い花が目につきました。
色はウスタビガとは違うし、形は少し似ている・・・
ヤママユガの繭でしょうか?木から落ちて、成虫になれるのでしょうか?
右手を見たら、藤の種の莢がぶら下がってました。
隣には、初めて見る莢・・・合歓木です。莢を見て、マメ科だったんだと思い出しました。
右手にぶら下がるのは藤の木の莢 上の葉の中に見えるのは合歓木の莢
今更、そうだったわね 合歓木でした。
家では、藍の花が満開です。
椿葉の藍
種がこぼれ、毎年顔を見せてくれますが、量も少なく一度も染めた事がありません。
二階の窓を開けてみると・・・
荘川桜の根元のミヤギノハギ
40年以上も咲いてくれています。同じ頃、植えた白萩は絶えてしまいました。
花々と向き合っていた頃の名残を楽しみ、
鳥が運んだ種から発芽したマンリョウやカラタチバナの赤い実が、楽しませてくれる秋。
遠い昔の記憶も懐かしく思い出されます。 

2023年9月22日金曜日

白山山系の山を歩く 初秋の三方岩岳 Ⅱ

ふくべ谷登山道コースで出会った植物や茸たちです。
実をつけたツクバネソウ
イグチの仲間のきのこ  食べられるらしいです。
手前の5枚の葉っぱは、コシアブラのよう・・・大きくなったら食べられますね。
赤い実をつけたゴゼンタチバナ
良く見ると赤い実のついてるのは、葉っぱが6枚のものが多い。
これは何でしょう?
ツツジ科の植物のようですが・・・?
『石川県樹木誌図譜』より
ウスギヨウラク(左) 1前年度の果実をつけた枝、
ウラジロヨウラク(右) 1果枝
どちらも、果実が良く似ています。どちらも実は上向きにつくとあります。
上の画像は、どちらでしょうか???
真っ赤な実をつけたナナカマド
ミズナラのどんぐり
今年は、並みの付き具合だそうで、町部への熊の出没も少ないと
ニュースで、県の環境部から報告されていました。
???富山県などでは、今年は山の木の実が不作と伝えられてます。
石川県の報道は、私の勘違いかもしれません。すみません。
いづれにしても、山に入る折には、熊鈴などをつけて要注意ですね。
アキノキリンソウ
ゴマナ
久々に出会いました。
ツバメオモトの青い実
葉っぱが見えず大きな実だけが、目立っていました。
ママコナと言って歩いてましたが、喉の部分が黄色く盛り上がってるので
どうやらミヤマママコナのようです。拡大すると・・・↓
花喉の両側に黄色い班がある とあるように、黄色い膨らんだ班がありました。
山歩きに虫眼鏡を持参すると・・・なかなか歩が進まないかもしれませんね。
葉っぱに鋸歯があるのは、ヌルデに似てますが、茎に翼がありません。
万太郎言いそう?「おまんは、誰じゃ?」
ウルシやヤマウルシの若木の葉には、鋸歯があるそうで、これはヤマウルシ?
ムラサキシメジ
傘がつるつる光っています。ちょっと見、食べるのに勇気がいりますが、
食用きのこの部類。しかし、良く火を通して食するのが良いそうです。 
右は、ヒメコマツ(確か、松ぼっくりが小さかったような)
左は、檜皮を取ったような木肌、檜でしょうか?
檜の根元がクネクネ
カライトソウ バラ科   が残っていました。
薄紫色のノコンギク 
短いコースながら、たくさんの花や木々に出会いました。
酷暑を経て、久しぶりの山歩き。雨との競争のようになったのは残念でしたが、
面白い出逢いがたくさんありました。
帰路、能登里山海道では、突然、バケツの水をひっくり返したような強い雨が降ってきて、
ワイパーの効き目もなく、とても怖い思いをしました。
幸い、後続の車もなく、ゆっくり走る事が出来ました。
しばらく行くと、嘘のように晴れ渡り、何とか無事に帰りつきました。
総行程389.2㎞+1.7×2=392.6㎞の一日でした。


白山山系の山を歩く 初秋の三方岩岳 Ⅰ

酷暑の夏が過ぎ、そろそろ涼しくなって来るはずの9月は三方岩岳です。
お天気がちょっと心配される中、旧の中宮レストハウスの駐車場に集合し、栂の木台駐車場に移動しました。
初めてのコース 『ふくべ谷登山道コース』です。
リンドウが迎えてくれました。
木の階段を登り始めの所に、リンドウ、ノコンギク、カライトソウが迎えてくれました。
ウスノキ? オオバスノキ?
ツツジ科の木の紅葉だと思いますが、とても綺麗でした。
ふくべ谷上園地に、9時33分頃到着。
お天気が心配ですが、次は分岐まで向かいます。
ふくべ谷上園地から見える岐阜県側の山々
とんがっているのは?以前、登った籾糠山?
ツバメオモトの青い実やタムシバの実など、秋の装いを楽しみながら分岐点に向かいます。
三方岩駐車場からの道との分岐点に10時過ぎ到着。お天気と相談しながら、もう少し上へ向かいます。
大きなヒメコマツが枝を広げる道を行きます。
ススキ?刈安?の穂の向こうに岐阜県側の山並みと
間を縫うように川が見えます。
先を行くメンバーの後を追うと、頂上から降りて来た皆さんと会いました。
口々に頂上は、すぐそこ と言われ、風の強くなりつつある記憶のある道を登ると・・・
久方振りの三方岩岳の頂上です。
帽子も吹き飛ぶような風の中、滞在時間3分で下山です。紐のお陰で、帽子が飛んでいくことは幸いな事にありませんでしたが、物凄い強風の頂上でした。
大きなダケカンバ
樹林帯に入ると、風を防いでくれて歩きやすい!
11時15分、分岐で待ってくれていた先行のメンバーと合流。ちょっと休憩して、ふくべ谷上園地展望台に向かいます。
真っ赤な実をたくさんつけたナナカマド
園地に11時40分に到着。早めのお昼をいただきます。
雨の心配もなくなり、昼食を摂り、12時10分頃、栂の木台駐車場に下山。  
展望台に上ってみれば良かったと下山時に気づく始末。
楽しみは、次回です・・・
登りの折に撮れなかったキノコの写真を撮り、いろんな針葉樹の根元の不思議な形等々を眺めて感嘆し写真を撮り、下ります。
12時30分過ぎ、登山口に到着
お天気の急変と競争しながら歩いたような三方岩岳への道。
新しい道は、さまざまな大きい木々と出会え、展望の良い道でした。
集合場所の旧中宮レストハウスの駐車場に戻り、解散しました。 

随分と久方振りに、独り占めの杉の子温泉に入り、帰路につきました。