2017年10月31日火曜日

白山麓の山を歩く  鷲走ヶ岳 Ⅱ

小雨模様の鷲走ヶ岳で見つけたもの
山ウルシ ウルシ科
若木には、荒い鋸歯があるとのこと
コムラサキ? ムラサキシキブ?
どちらもクマツヅラ科
びっくり思わず歓声を上げた ブナ
根元から何本立ち上がっているのか・・・不思議な樹形
 
アクシバ  ツツジ科
ノササゲ  マメ科
雨に濡れて色鮮やかな植物たちが、出迎えてくれました。

白山麓の山を歩く  鷲走ヶ岳 Ⅰ

晩秋の白山麓へ・・・10月25日は、鷲走ヶ岳です。
7月の加賀大日山、9月の動山と3連続、雨の登山となりました。
東二口の人形浄瑠璃が行われる歴史民俗資料館の駐車場に集合。
うっすらと記憶のある登山道を歩き始めました。 
林道を経て、鷲走ヶ岳へ
漸く、手取川ダム湖が眼下に見えてきました。
頂上に近づくにつれ、木々の紅葉がきれいです。
新しい方位盤のある鷲走ヶ岳頂上
頂上から鴇ヶ谷側に少し下り、反射板(国有財産だそうです)の下で風を凌いで昼食をとりました。
ガスが山々を包み、紅葉も今盛り。
雨も小降りになり、錦秋の山々が姿を見せてくれました。
千手観音のような杉
紅葉越しの手取川ダム湖
白抜山を経て、東二口へ下ります。
若いブナの林を下ります。
20年近く前につれて来てもらったのは、このコースでした。記憶がよみがえります。
東二口の集落の土蔵の鏝絵
こちらは、富士山?
静かな山里の集落は、「文弥人形浄瑠璃 でくまわし」で有名。
初めて鑑賞した時、人形と一緒に舞う人々が力強く踏みならす足音がとても印象的で、素朴な人形が生き生きと躍動感溢れ人と一体となり繰り広げられる舞台に感動したのでした。
集落の人口も減り、でくまわしに携わる人の数も減少。
最後に見た時には、学生のような若い世代も人形と一緒に、ぎこちなく舞っていました。
今では、随分と上達して立派な舞い手になっていることでしょう。
道の駅瀬女でコーヒーで一服。次月の山は決まらないけれども、再会を約して別れました。 

2017年10月20日金曜日

小木石

能登に戻ってから、今まで知らなかった事を知る機会がたくさんありました。
時には、遠くかほく市在住のメンバーから教えてもらった面白い地形をめぐる事も出来ました。まだまだ知らない事ばかりの故郷をちょっと知ったかぶりで囓り始めてます。
『小木石』と云う名を知ったのは、白山麓にいた頃。
若い小木出身の男性が、ちょっぴり自慢げに話してくれました。小木石は火に強く、水はけも良いとか様々な利点があり、竈や建物の土台、炉の敷石などに使われていたようです。
福井の笏谷石や小松の滝ヶ原石と同じ凝灰岩ですが、セメントが流行出すと地域の生業としての『小木石』の石材業も衰退の道を辿ることになります。
小木石で栄えた故郷を歩き、地域の自然、歴史に触れてみよう
地域の方々以外にも、能登の漁村を歩いてみたい人に・・・
こんな能登がありました。

ヒデッサカも小木石と書かれたものがありましたが、凝灰岩が浸食された面白い地形なのでは?

2017年10月12日木曜日

10月の山便り

10月初旬、山を楽しまれたきれいな画像が届きました。ありがとうございます!
皆さまにもお裾分け・・・羨ましい。
平瀬道の紅葉
室堂平の草紅葉
鷲走ヶ岳からの手取川ダム湖
コースの看板等々、下見して下さいました。感謝です。
今年の仲秋の名月は、10月の4日でした。その名月を白山で楽しんだ方々、翌日、鷲走ヶ岳を歩かれた方々からの美しい写真です。いづれも秋真っ盛りの景色と清々しい山の空気が届きました。

昔、白抜山から鷲走ヶ岳を案内してもらった時、尾根道でフレッシュ?な熊の糞に出逢い、
家族連れのカモシカの雄に威嚇され、初めてカモシカを怖いと思ったものでした。
鴇ヶ谷の林道まで歩いてからの記憶が定かではありませんが、車を止めた東二口まで車道を歩いたのかもしれません。随分と前のお話です。
ほとんど初めてと同じ鷲走ヶ岳は、どんな景色で迎えてくれるでしょう。楽しみです。

撮影 K.Ono  /  Y.Muroi