2017年3月30日木曜日

雪割草の便り

4月の山を検討中に問い合わせしたら、「今、猿山の雪割草を見に来てます」とメールが届いてました。
昨日も良い天気でした。咲き始めた雪割草はきれいな事でしょう。
その近くにあると云う「桜滝に、是非、出かけてみて」と先日の七ツ滝訪問でも言われました。
送られて来た今年の雪割草
花びらに白い筋が入って、凜としてきれいです!!
灯台もと暗し・・・能登在住のひとりぼっちの能登歩き。
まだまだ序の口です。
撮影 M.Koshino

2017年3月29日水曜日

加賀の山を歩く 春の遣水観音山 Ⅲ

遣水観音山から下山後、時間の許すメンバーで、長滝地区にある七ツ瀧に出かけました。
里山の連なるこの場所にどんな瀧があるのだろうか・・・興味津々です。
コースのイラストマップ。一番短い滝見のコースを歩きました。
車で移動し、能美市の設置した七ツ瀧の為の駐車場に駐車。傍らには、炭焼き小屋があり、数人の方々が丁度、木を切って小屋へ運んでいるところでした。 
六ノ瀧
初めて見えた瀧に驚きです。こんな場所に、こんな瀧?っと云った感動でした。  
一番大きな瀧。段々になった壁を水が白い飛沫を上げて滑り落ちます。
別世界のような瀧を見ながら、上段まで辿り着き更にその奥へ向かうと・・・     
普通のため池のような水のない湿地があり、その向こうに建物がありました。  
豊富な水量の瀧の水源は、上部の水田の用水らしい・・・摩訶不思議な風景でした。
7つの瀧(正確には、6つ。最後の1つは、手前にあるようです)の場所だけ切り取って全くの別世界がありました。
瀧を巡る道沿いのキクザキイチゲ    
長滝滝の図
まだ史知らぬ 人にみせばや 神代より   絶えぬ流の この滝つ瀬を
見事な滝を巡り、駐車場に戻ってから、傍らの炭焼き小屋を見学させてもらいました。
小屋内は、木酢液の香りが漂っています。窯の手前には、炭用の材と燃料用の材が。
すべてミズナラなどの材料です。「羨ましい」との呟きは、源八山荘主
       
小屋の外では、大きな丸太を機械を使って、適当な太さに裂いていました。長い材は、窯で蒸されて2/3の長さ、太さになるそうです。
斧で割るのではなく、こんな便利な機械が活躍します。
並べられた炭の材料の丸太
コルクのような木肌は、アベマキ
楢類やアベマキは、固く緻密な炭が出来ます。ウバメガシで作られるのは、ご存知備長炭。
木によって、火保ちも異なる炭となります。
これらは、全て地主さんのご好意で伐採させてもらっているとのことですが、切り出すのが大変な労働だとの事でした。
遣水観音山の登山コースや能美市の里山案内はとても丁寧で、仏大寺地区の方々やボランティアの人達の労力を感じることができます。お陰様で、今回も楽しい山歩きを満喫して帰路につきました。

2017年3月27日月曜日

加賀の山を歩く 春の遣水観音山 Ⅱ

遣水観音山で出逢った花々の画像が届きました。
ヒサカキ  サカキ科
キクザキイチゲ  キンポウゲ科
キンキマメザクラ  バラ科
マルバマンサク  マンサク科  
ナニワズ  ジンチョウゲ科
サルトリイバラ  ユリ科(サルトリイバラ科)
ショウジョウバカマ  ユリ科
カンアオイ  ウマノスズクサ科  
ヤブツバキ  ツバキ科
ダンコウバイ  クスノキ科
ダンコウバイは、マンサクと同じように春一番に咲く花。
能美市岩本では、ダンゴマンサクと言うそうです。マンサクと同じ時期に団子状の花を枝につける そんな風情を見てつけられた名前かもしれません。
同じように、白峰ではカベコボシと言ってました。崖にこぼれるように咲くから?でしょうか。
植物の地方名は、各々の地域性が感じられて面白い・・・。
椿もマンサクも花盛り。春の加賀の山の美しい花々です。

撮影 T.Hamatani 

加賀の山を歩く 春の遣水観音山

小松市と能美市の境にある遣水観音山を歩きました。
てるてる坊主の威力抜群? 集合場所の仏大寺公民館(むくろじ会館)駐車場に到着する頃には、早朝の厚い雲も一掃された空になっていました。
じおメンバーの車で貸し切り状態。
仏大寺区民の皆さま、アリガトウゴザイマス!!
仏陀寺跡
周辺が平らで、伽藍が立ち並んでいたように思われました。
つくばね新道、杉林の中の急登を歩きます。
ヤブツバキが花盛り。 山中のツバキがたくさんの花をつけていました。
遠くに獅子吼のスキー場跡が見えます。
奥獅子吼の山々?
頂上下の鉄塔から遠くうっすらと見えた白山。
頂上の展望台から望む加賀平野
昼食後、15分ほどで観音堂跡の広場に到着。
再建された祠の中に、観音さまはおられません。
観音堂跡から10分程で、登山口の遣水観音霊水堂に到着
毎日、たくさんの人達が水を汲みに訪れるそうです。1時間も前に集合場所に到着しましたが、通る車のほとんどが霊水を求めてやって来た車のようでした。
林道沿いのキクザキイチゲを撮影!
珍しい花を撮影!
ナニワズ(ナツボウズ) ジンチョウゲ科
オニシバリ(ナツボウズ)と教えていただきましたが、花の色が黄色。葉の先が丸みを帯びています。もしかしたら、ナニワズ(難波津・ナツボウズ)かもしれません。
どちらも、ジンチョウゲに良く似てジンチョウゲ科。夏に葉を落とす冬緑樹。
13時過ぎには、集合場所に到着。解散とし、時間のある人で近くの長滝にある七滝へ出かけました。

2017年3月20日月曜日

彼岸の中日、麗らかな天気が続き、豌豆の棚作りを思い出しました。
甥が作った基礎に足して作りましたが、何とも不格好なものになってしまいました。
しかし、生育旺盛な豌豆。たくさん実を付けてくれるのを期待です。
畑に残る菜っ葉類は、花が咲き始めました。 近くで、草刈り機の音が聞こえます。
同じ日の白山麓、源八山は別世界。
畑も山も雪の中、まだまだ春は名のみ・・・と云ったところのようです。
手取湖ダムの水位が下がり、昔の桑島の集落跡が少し見えるようになったとの便り
雪融けが進む少し前のこの時期に、連れて行ってもらったことがありました。
知人の子供の時の話を思い出しながら、墓地跡や大きな旅館のあった場所、縄文遺跡跡等々、そこに暮らした人々の跡を感じて切なくなったのでした。
まだ雪の中の源八山。カメムシやテントウムシが大量に出て来て春がやってきます。
能登では畑作業が始まる季節となりました。

2017年3月5日日曜日

桃の節供と梅の花

ひな祭りの日、能登での仕事帰りにやって来た甥と皆で外食後、ケーキ屋さんへ・・・。
最後に1つ残ってたひな祭りのケーキを大人ばかりで食べました。
姉の孫娘は食べられなかったおひな様ケーキ
仕事後、畑に残った小さな大根や蕪を取りに上がりました。
イノシシに捏ね回された畑は、そのまんま・・・どうしようもなくなったタマネギの苗、
なんとか残ってるタマネギの苗・・・
山手に大きな穴2つ・・・ヤマイモを掘ってその勢いでコネコネです。
もう少し暖かくなったら、春の畑作りが始まる。
甥が耕耘機で耕し、畝を作り、先ずはジャガイモを植えます。
今年の梅干し作りが楽しみ
今年も梅の花がきれいに咲きました。 
睫みたいにおしべが可愛い
小さな畑の小さな作物作り。でも、しっかり施肥し手を掛けないと大きく育ってくれません。
そこのところ、今年は少し気持ちにゆとりを持って過ごしていきたい
不甲斐ない一年がありました。

2017年3月2日木曜日

白山麓の山を歩く 雪の中宮

昨年の11月以来のじおくらぶの行事は、本当に久しぶりの上天気。
9時前には、旧中宮温泉スキー場の駐車場に集合しました。
(説明不足で、中宮温泉の駐車場に集合した人が多かったようで・・・反省です。)
真っ青な空と眩しいゲレンデ
日焼け対策万全。準備不足を悔やんでも後の祭りでした。
ゲレンデの端を歩いて、村中に入り、林道に向かいます。
日陰は道が凍っていて、用心して歩きます。
圧雪車がなだれ予防の為に、ハイド板をあげて踏んだ道は、
キャタピラの跡が、まるでイノシシが踏み歩いたようで歩きにくいことこの上なく・・・。
結構急な林道を抜けて、さらに急勾配な坂を上ります。
時間がたつにつれて、木々に凍り付いた雪がゆるんで
花びらのように頭上から舞ってきます。
リフトの降り場近くまで林道を歩き、昼食にします。
眼下には、中宮の集落や遠く一里野のスキー場や集落が見えます。
山々の向こうに清浄ヶ原や七倉、ちょっぴり覗いた大汝等々、
白く気高い白山山系も望む事が出来ました。
昼食後は、林道からゲレンデに向かって下ります。
兎か狐以外、踏み跡のない真っ白なゲレンデは、積もった雪の
下の方がわいていて(水分を含んでシャーベット状)ざくざくと
カンジキに雪がくっつき重くなります。
木々から剥がれた雪が舞い、青空に白く花びらが舞っているみたい・・・。
広い広いゲレンデを私達で独り占め
雪原歩きを満喫しました。
13時からの中宮温泉のオープンを待って、皆で温泉で疲れを取りました。
道の駅瀬女で、コーヒータイムと3月以降の山を相談です。今年のお泊まり登山は、県外の山の予定。
いつ歩いても楽しく、好奇心と興味の尽きないメンバーとの時間は、非日常の世界。
白山麓の堅豆腐と油あげをお土産に買って、15時頃、最後に道の駅瀬女から帰路につきました。