2016年5月31日火曜日

加越国境の山を歩く 新緑の取立山 Ⅱ

取立山で出逢った花の便りです。
タニウツギ  スイカズラ科 
コケイラン  ラン科
ハナイカダ  ミズキ科
オオバスノキ  ツツジ科
萼に筋が見えて角張っているのが、ウスノキだそうで、これは・・・?
アカモノ  ツツジ科
ツクバネ  ビャクダン科
タチシオデ  ユリ科
アズキナシ  バラ科
美しい花々・・・どこに咲いていたのか、たくさんの花々
緑の霧の中、花巡りの山歩きでした。

撮影 T.Hamatani

加越国境の山を歩く 新緑の取立山

久しぶりの取立山。
水芭蕉は、もう終わっていますが、新緑を楽しむ山歩き。
緑滴る大滝コースから歩き始めました。
青いテープを巻かれた杉の木 
熊の食害予防だそうです。本当にたくさん、丁寧に巻いてありました。
緑の中を歩き続けること、20分。大滝が見えて来ました。
 初めて、滝壺まで下りてみました。マイナスイオンをたくさん浴びて、滝の美しさを堪能。
尾根道に出ると、こつぶり山は、ガスの中。
私たちは、雲の中を歩いているようです。
高山の水たまりのような池のたくさんのオタマジャクシ
何蛙の子供でしょうか!?
こつぶり山頂上。本来ならば、向こうに白山が見えるのですが・・・
取立山頂上。
取立山の名前の由来は?
こっそりと出作りで収穫していた牛首の者たちから年貢を取り立てた・・・
と云うのがもっぱらですが、鳥の盾から名づけられたと云う由来もあるそうです。
頂上から下山を始めて10分程のところで、熊目撃!! 
とっても大きな熊だったそうです。熊は、とても真っ黒なものですが、今回の熊は少しあせたような黒だったそうで、かなりの老齢?こちらをチラッと一瞥して、ネマガリタケの藪に消えたそうです。
この山の主なのかもしれません。
熊との遭遇騒ぎを経て、1時間、無事に登山口に到着です。
今回の工夫は・・・
快適な登山の為、既製の登山用具以外に様々に工夫し手作りされてる中川さん。
今回は、肩への負担を軽減する肩カバー。薄いブラウスの上部だけ利用して、肩パットを何枚も縫い付けてありました。細身の肩には、重いザックの紐が痛い・・・なるほどの工夫。
大学の時に演劇クラブで、衣装係をされていて、様々に工夫しながら衣装を作ったとか
工夫された登山グッズたちは、その頃に訓練された賜物のようでした。

いつもの楽しい会話と美しい花々、そして熊との遭遇・・・
目にも鮮やかな緑の山を満喫した一日でした。

注)熊に遭遇したら、大声を出さずに静かに後ずさりするのが一番なのだそうです。でも、驚きが先にたちそんなに冷静に行動出来るのでしょうか???

2016年5月24日火曜日

一度だけの出逢い

慌ただしい休日が終わり、明日は内灘と金沢の病院へ・・・
月が明るい夜。月光で瓦が輝いていました。
花束を持参しました。
訪ねた病院に花屋さんはなくて、花屋さんを探しに行きました。
二軒目の病院で教えてもらったお店で、アレンジしてもらいました。
自分で選べば良かった・・・次々と選ばれた花を見たときにそう思い、オアシスに挿されていく花を見る度に、可哀想と思ってしまいました。
小さく、小さくちょん切られて、形良くアレンジメントが仕上がります。
高山植物に似たセリ科のレースフラワーをリクエスト
可哀想な花たち・・・

花束を手に訪ねた病院に会いたかった人は、もういませんでした。
野の花や高山植物をとても丁寧に描かれた彼女には、こんな花束は似合わないな
そうは思っても、にっこりと喜んでくださったかもしれないとも思いながら、
会えなかったことを考えながら帰りました。

たった一度だけの出逢い。
二度と会うことの出来ない凜とした彼女の姿を思い出しています。
そんな人と出逢えた幸せで不思議な縁も・・・。

2016年5月13日金曜日

花のハガキ絵展 in のと

「花のハガキ絵展 in のと」を開催しています。
こちらに戻る時に、三輪さんのハガキ絵をいただいて来ました。
新しいハガキ絵のデータも二度にわたって、たくさん送っていただきました。
この可憐な花々を能登の方々にも見てもらいたい・・・
能登に戻って3年目の今年、漸く、展示することができました。
友人に手伝ってもらって、いつものように手作り感いっぱいの展示です。
ファイルからピックアップするのは、以前、西山で展示した作品であったりするのが可笑しく、
1人で準備していたその頃を思い出しました。

窓から海の見える縄文の遺跡館近くの施設で、高山の風を感じてもらえたらと思います。
花々が紡ぎ出す美しく厳しい自然と花に向かう作者の思いも・・・

暴風以来、荘川桜の葉が今一つなのが心配です。
牡丹は、あっという間に花が終わり、能登は初夏を迎える頃となりました。

2016年5月2日月曜日

花の能登路

風薫る5月、ノトキリシマツツジを見に出かけました。
オープンガーデンの場所が載っている珠洲地域のパンフレットを手に車を走らせます。
珠洲市正院町平床の前 惣四郎 邸 
裏山の斜面にたくさんののとキリシマツツジが植えられています。
丁寧に添え木をして、強風などに備えられています。
上に上がって、下方を眺めると真っ赤な絨毯が見えます。
珠洲市正院町岡田 桜井 尊保 邸
樹齢250年の枯木です。
正院町で3ヶ所(もう一ヶ所は、桜井規詞邸)訪ねて、群生の美、大木の美を堪能して帰路につきました。
途中、旧内浦町秋吉地区の菜の花畑に立ち寄りました。
秋吉地区では、休耕田に菜種を植えてお花畑見学も楽しめると共に、菜種油を搾って販売しています。 
菜の花畑の可愛い看板
ずっと向こうまで菜の花畑が続きます。
菜の花畑では、畑の中に通路が作られています。
ズボンや靴に花粉をつけながら、菜の花の香りに包まれて歩きました。

オープンガーデンも菜の花畑も地域の人達のお世話で楽しむことが出来ます。
花咲く前のたくさんの労力、努力のたまもの、
美しい花咲く能登路探訪の1日でした。