昔々、生意気にも新聞に「方言」について投稿した事がありました。
故郷を離れて、ふっと思い出した幼い日。
知らないおばさんが、やんちゃする子を方言で戒めてくれました。
「こら、ぼんち、たんち虐めんとこぉ」男の子は「ぼんち」、女の子は「たんち」。私は「たんち」?
先日、方言の講演会を開催する事が出来ました。
当日はとも旗祭りの伝馬船出しで、各町内では朝から忙しく、講演会どころではないと云った雰囲気でしたが、幸いな事にたくさんの参加者を迎えて、金沢から来ていただいた新田先生のお話を聞く事が出来ました。
旧内浦町には、独学で方言を調査収集した馬場宏さんと云う方がおられました。馬場さんの著された方言の分布図を例に、地域の方々にもわかりやすいお話が続きます。
今朝は、立山がきれいに見えていました。 |
話さなくなって長い時を経ても、方言は自分達の深層で息づいているんだ。来場者の反応を後方から見つめながら、無くなりそうな言葉の数々を後生に伝える大切さを思いました。暮らしの中で、生き生きと飛び交う言葉が語る地域の魅力。言葉は、地域の色のようなものです。
南東の空に輝く星は・・・? |
遠く白峰から、知人達が訪ねてくれました。
「にゃあ」など同じ語尾が不思議でした。長く白峰の方言を研究された新田先生もご存知のお寺の住職と知人は、染め同好会の仲間。滞在時間はわずか。別れ際「ノイノ」とは言いませんでしたが、ジゲに行ったらギョウカに寄って懐かしいジゲ弁を聞きたいと思いました。
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