水平線の向こうに白い山並みが見えます。明日は、天気が崩れるのかもしれません。
港を囲むように家々が立ち並び、海岸沿いの道がなかった頃には、港に向けて船小屋が建ち並ぶ風景がありました。沿岸漁業から遠洋漁業に推移していく過程で、広い道路が出来て、船を揚げておく小屋もなくなりました。
鏡のような水面に、釣り糸を垂れる人達。
訪ねた家の天ぷらを揚げる香りと優しい声。久し振りに穏やかな空気が流れていました。
昨日、金沢の帰り道。仕事の買い物を済ませて、潟沿いの道を進みます。
気づけば、道路沿いには延々と桜並木。
この道を語りながら歩いた時があったのか・・・
過ぎし春の日々を思いました。
桜に、穏やかな海に、もの思う春です。
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