2015年6月18日木曜日

気の早いこと

朝夕通う道は、山の道。昨日、通りかかった時に何やら、萩らしき花が目に入りました。
今日、帰宅時に確認。やっぱり萩の花でした。
ちょっと色も濃くて、宮城野萩に似た色目ですが・・・山萩のようです。
昨年は、7月初旬に開花を見たように思うのですけれども、この一株だけが、気の早いことに
開花の時期を迎えていました。

カメラを向けたら、シジミチョウの仲間が止まりました。
花を撮して、周りを見回すとサルトリイバラには、青リンゴのような実がついていました。
以前、高山植物園を手伝っていた四国出身の女の子の故郷では、カシワ餅には柏の葉ではなく、このサルトリイバラの葉を使うとのこと。何でカシワ餅なのにと思ったのでしたが、瀬戸内海の大崎上島で食べたカシワ餅の葉は、このサルトリイバラでした。
彼女の話を思い出しながら食べたカシワ餅は、とても美味しかった・・・
サルトリイバラ ユリ科 
ウツボグサ  シソ科 
生薬名 夏枯草(かごそう)
褐色になり始めた花穂のみを採取して、日干しにしてよく乾燥したモノを利用。
ドクダミ ドクダミ科 
生薬名 十薬(じゅうやく)
「わが国の馬医これを馬に用いると十種の薬の効能があるので、
十薬という」    
                     「大和本草(やまとほんぞう 1708)」                                                                    
気の早い萩の花から始まって、身近な植物たちをちょっと知ることが出来ました。
ドクダミも天ぷらにしたりしてました・・・。
それにしても、遠い島のカシワ餅、出来る事ならもう一度味わいたいな。
小さなの島の狭い道に面した古いお店が思い出されます。

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