2015年9月20日日曜日

袖キリコ

小木の袖きりこ祭りにでかけました。初めて見る袖きりこは、形も武者絵も洗練されたものが多く、イカ釣り漁や鮭鱒漁で賑わった県内屈指の漁業の町の歴史を感じさせてくれました。
湾の向こう側に勢揃いした袖キリコは、9基
勢揃いしてから、なかなか動かずにいたキリコ。
日和山から下りてきた御輿の行き先を邪魔するようにキリコが動き出しました。
手前まで来て休憩。御船神社までは、まだまだ先が長い・・・
それにしても、あの坂、階段をどのようにして登るのか
小さなキリコが何台か並べられていました。男の子が生まれると、
小さなキリコを作られる家庭もあるそうで、20年以上も前の甥の小さなキリコも残されています。
浮世絵風の絵柄は、素人?と思うほどの傑作。
今風の子供が喜ぶ絵柄。可愛い! 
バックの青が目にも鮮やかな相撲の絵
祭り見学は、初めてです。由来などもわからず調べていたら、やはり前日の御船神社までの坂道を登り、下るのが圧巻とありました。今は、少し寂れてきましたが、石川県有数の漁師町であった小木の人々の心意気を感じる祭りです。隣にいた南志見出身のおばあさんは、しきりに単調な太鼓と笛の音を故郷の太鼓と比べて子供のようだと話していましたが、その単調で力強い響きは、紛れもなく海で働く人々のリズムなのだろうと思ったのでした。

夜、灯りのともったキリコが町内を練り歩き、御船神社への坂を登る勇壮な祭りも見学したいものです。

御船神社
祭神:猿田比古神。
由緒:弘長元年(1261年)の創立遷座と伝えられる。航海の神として漁業者の崇敬が深い。とも旗祭り(石川県指定無形民俗文化財)が有名。




0 件のコメント:

コメントを投稿