2015年2月4日水曜日

藤井肇先生を偲んで

昨年末、クリスマスの夜、金沢で藤井肇先生を偲ぶ会がありました。
雪の降る寒い日、たくさんの方々が藤井さんの作品が展示してある会場に集いました。

「何でこんな遠いところで開くのだ」と毎回、来訪者の方々からのクレームもありましたが、毎年作品展を開催して下さいました。白峰との縁は、遠く高校生だった頃、恩師の清水隆久先生との出作り調査から始まると写真を見せて下さいました。
日本海造形会議の作品展の開催や白峰出身の友人を介して、遠い白山麓の地との縁が続きました。
政治家としての藤井さんのエピソードも知る事が出来ました。肩書きを変えても、藤井さんは同じ。
弱い者の味方でした。広い見識と溢れる愛で、県政に爽やかな風を届けてくれたのだと思いました。

今日は、藤井さんの命日です。
「フランチェスカ藤井や」とおっしゃるので、「女の人のような名前ですね」と申し上げたら、
「そんな風に決めつけるもんじゃない」とお酒を召し上がりながら、言われた事がありました。
二日後の葬儀会場には、『故フランチェスコ藤井肇』 とありました。
「藤井さん、フランチェスコじゃない」と言いながら、「ちょっと間違えただけや」ともうお返事はないのだと思うと涙が止まりませんでした。

作品を目にする度に、短い期間ではありましたが、晩年の白峰での藤井さんが思い出されます。
お願いばかりです。天国から、迷ってばかりの子羊たちをどうぞ見守って下さい。

2月3日~15日まで、石川国際交流サロンで「2015藤井肇展 HAJIME FUJII EXHIBITION」
が開催されています。

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