2015年2月14日土曜日

藤井肇展

寒波が入り込んだ日、2015藤井肇展に出かけました。
白山麓にいたから、雪に慣れているだろうと言われますが、能登の雪対策は白山麓の足元にも及ばす、雪道のドライブは必死の運転となりました。
大正末期に建築された民家を利用している石川国際交流サロン
石川県が開設し、公益財団法人石川県国際交流協会が管理運営している施設。
いつかどこかの会場で見た作品。
何に怒っているのか、悲しんでいるのか・・・今の世界???
たくさん転がっているのは、緑のお猿さんの様な作品たちです。
藤井さんに似たお猿さん発見!!
中庭を望む和室には、色とりどりの蛍光色で描かれた色紙の数々
空き缶やワインのコルク、空き瓶などで作られた造形作品。錆びて、ゆがんだ作品たちからは、藤井さんの怒りや力強さと共に、淋しさを感じてしまいます。
 
別人のような・・・利発な少年期の写真
幼少期、能登で暮らされたお話は、少し伺っていました。
田舎の子供達の思いを理解できる心があった肇少年は、その後、教育の道、政治の道を進まれたのでしょう。
 
能登への帰り道。白波が次から次へと押し寄せる海岸。
横風にハンドルを取られるのを必死に堪えながらの道すがら、今更ながら藤井さんの大きさを感じた時間。
世界中で、無駄な殺戮や残虐な映像が流されてしまう現在、怒る事をわすれてしまった人々への提言のように思っていました。

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