2014年9月11日木曜日

小木石探訪

眞宗大谷派 磯越山法融寺は、県内有数の漁業の町、小木の高台に、十五間四面の偉容を誇る大寺院です。山門に続く階段の両脇の石垣には、小木石が積まれています。
磯越山法融寺 山門
鐘楼の台石
旧内浦町指定文化財 磯越の松

訪れた時、住職と坊守さんは、境内や周辺の掃除をされていました。
遙か昔の子供の頃、稚児行列で大きなお寺のお堂を歩いた記憶があります。
白塗りの額に黒い丸を2つつけてもらったのでした。白塗りする時のひんやりとした感覚が蘇ります。額の黒丸は、位星(くらいほし)」と呼ばれているそうで、まじないの意味があるとか・・・。

お寺の見事な小木石の石垣に、往時の石切業の隆盛を感じたひととき。
坊守さんにご挨拶して、お寺を後にしました。


  15間4面とは、15間四方の建物ということで、柱の数は16本です。白峰の林西寺は10間4面です。
  15間や10間の間は、マと読み、柱と柱の間のことで普通6尺(1.8m)以内ですが、6尺以上のものもあります。
  一般住家の場合は長方形が多く、4間に5間の家と言えば、梁間(幅)4間(7.2m)、桁行(長さ)5間(9m)の家のことです。
  寺院や神社は正方形に建てることが多く、前記のように大きさを表すことになります。

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