2014年11月5日水曜日

後の十三夜


ラジオで、今夜の月は特別ですと話していました。後の月、十三夜ですが、今年は、二度目の後の十三夜らしい。前回鑑賞されたのは、江戸時代天保14年、1843年。171年ぶりの珍しい月のようです。天文ファンの間では、「ミラクルムーン」と注目を集めたとか。

旧暦では3年に1度、「うるう月」を入れて季節とのずれを調整するのだそうですが、今年は171年ぶりに9月にうるう月が入り、今夜が2度目の「十三夜」となり、これが「後の十三夜」と呼ばれるそうです。
今年二度目の十三夜
十五夜も後の月も観賞したか定かでなく、片見月とはならなかったはずが、三番目の名月を愛でる事が出来ました。東の空に目を移すと、オリオンが上がって来ていました。 
鮮明ではありませんが、ベテルギウスがオレンジ色にきらきらと輝いていました。
この星は、オリオンの脇の下と云う意味だそうです。そして、対角にある白い星は、リゲル。
こちらは、巨人の左足だそうです。おおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンと共に冬の大三角形を作るベテルギウスは、その色が示すように、年老いた星。
それでも、今宵は、十三夜の月の光に負けずにきらきらと輝いていました。

高く上った月が隣家の瓦屋根を照らし、冴え渡った夜空に星のきれいな宵です。
白山を照らした月夜が思い出されました。


          

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