2020年5月10日日曜日

鉢伏山ウォーキング Ⅰ

岩井戸公民館の行事に同行させてもらいました。

鉢伏山は、能登町で一番高い山。543.6m  山頂手前にブナ林があります。
低山帯のブナの原生林は珍しいと言うことで、昭和58年1月には朝日新聞社と(財)森林文化協会の「21世紀に残したい日本の自然百選」に選定されたそうです。
その直後、その白滝自然林と呼ばれるブナの原生林(約10ha)が売却・伐採されそうになった時に、旧柳田村が買い戻してブナ林の保存につとめた事が話題となったそうです。
地域にもそんな「おやっさま」がいた時代がありました。
能登町立岩井戸公民館
旧黒川小学校です。
公民館から20分ほど移動した林道から歩き始めます。
 若葉萌える、山の緑が目に染み入ります。
ネマガリダケの竹の子
館長さん曰く、採らないと笹に占領されてしまうので、採ってもよい
ほんの少しいただきます。ご馳走、ありがとうございます。
林道途中から、ブナ林に入りました。
積雪量が多いのに、すっくと素直に高く伸びたブナ達
灰色の樹肌と新緑が・・・ブナだぁ
林から林道へ下りてくると、看板がありました。
岳山(高州山の事をそう言うそうです。)への道の分かれ道のお地蔵さん
何故、頭が欠けているかというと・・・
バクチをするときにその欠片を持参すると勝てるとか
何とも罰当たりな。でも勝負事の守り地蔵なのかもしれません。
今は、歩く人もなく笹などに覆われた輪島方面への道。
輪島市の石休場町へ出るそうです。
向こうに見える平な山が鉢伏山
林道沿いには、エドヒガンや菊咲きの桜などが植えられ残っています。
鉢伏山への登山口
主事さんから、さんざんに大丈夫かと念押しされた道。
道が乾いていて、ズックもすべりやすくちょっと難儀しました。
日頃の運動不足を再確認。「だれか息が上がってる」
と前を行く主事さんは、チェック怠りありません。息が上がっていたのは、私であります。
20分ほどで到着した頂上には、三角点がありました。
調べたら一等三角点
頂上から下りて、珠洲側の見晴らしの良い場所で昼食です。
救護班の主事さんの車にカセットガスや水などを準備して下さり、暖かいカップ麺をご馳走になりました。持参したカップ麺は、持ち帰るようにとの命令?
雨がポツンと落ちてきたので、再び、歩き始めます。
能登の内浦側。能登空港や能登島がみえます。
道を進むと、自衛隊のレーダーアンテナなどのある外浦側の高州山が見えます。
遠く水平線上には、七ツ島が2つみえました。
雨が強くなって来たので、救護班の車で移動し、公民館へ戻りコーヒーをご馳走になりました。
帰路は、別の道を通り、岩井戸神社に参詣です。
岩井戸神社入り口の案内
全国猿鬼サミットの時に、整備された案内碑
旧白山神社の岩井戸神社
祭神は、大己貴命、石衝別命(いわつくわけのみこと)、菊理媛神
豊かな旧柳田村の自然と歴史に触れた1日。
岩井戸公民館主催行事に、参加しようとの催しも、主催事業中止及び延期要請で中止。
有志で、今後の下見も兼ねて歩きましたが、再び、季節を変えて訪れたいと思います。
次回は、古代奥能登修験道の霊地でもあったと云う鉢伏山もも触れたいと思います。

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