2019年8月12日月曜日

エゴノキの実

酷暑の夏。
午後、買い物の帰りに榊を探してたら、エゴノキの実がぶら下がっているのを見つけました。
エゴノキの実は、果皮がエグイそうで、それが名前の由来だとか・・・
ヤマガラは、上手にエグい果皮を取り、中の種子のその中の柔らかい部分を食べるそうです。丸い実を見てたら、丸いヤマガラの目を思い出しました。
実と一緒に、蓑虫の蓑がぶら下がってます。
蓑虫と云うと、俳句では秋の季語のようですが、この蓑は去年のものでしょうか。
ミノガのメスは翅が退化しているものが多く、一生をこの蓑の中で過ごすものが多いとか。
何だか、息苦しいと思えるけれども、彼らには当たり前の一生なのです。
丸くて明るいエゴノキと対照的な蓑虫の生態。
まだまだ知らない生き物の暮らしが、この世界にはたくさんあります。
因みにエゴノキは、白くこぼれるように咲く花も丸い実も、夏の季語。
しかし、実が詠まれることはあまりないようです。
緑を白く染め抜くように咲く花の見事さには、なかなか叶わないからかもしれません。 

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