車道を10分ほど走り、釜の谷と云う場所で車は停まりました。左手は、赤谷川。そのあたりを眺めていたら、目指す甌穴は、右手山側にあると云います。急登を歩き、小さな谷沿いに少し行くと、水の流れが見えてきました。山の中に小型のウォータースライダーを設置したみたいになっています。
その中に、直径1mほどのくりぬいたような穴が見えました。
小さな穴のようですが、深さは、2m以上はあるそうです。
上手に隠れたつもりでも、すっかり姿が見えています。
所々にあった小っちゃな穴は、少しずつ、少しずつ、水と石の力で大きくなっていくのでしょう。
静かな山の中の不思議な地形。
標高540mの小さな谷沿いに、悠久の時が流れてました。
甌穴(おうけつ)
川底の岩盤などに掘られた円筒形の穴。岩盤のくぼみに入った小石が流れで回転して岩石を削ってできる。かめあな。ポット-ホール。
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