2023年5月4日木曜日

花の5月

5月に入り、花盛りの季節となりました。
草陰でひっそりと咲くエビネ ラン科
このエビネは、裏で草刈りをしてる時に見つけました。
隣家の人は、刈払い機で草刈りしますが、丁度、隣家との境にあるこのエビネは
幸いにも刈られる事もなく、毎年咲いてくれます。
傍らのドクダミは背丈旺盛ですが、エビネは通常の大きさです。       
九輪草。サクラソウ科
源八山から貰って来た九輪草。きれいに咲いてくれました。
隣家の先の裏手のノトキリシマ
鉢植えから植えられたものです。
この季節、能登では、ノトキリシマが各地で鮮やかな花を見せてくれます。
裏の荘川桜の根元にも、亡き伯父が引っ越して行く時に、鉢植えから植えてくれたキリシマがあります。全く手入れをしてないので、花も疎らですが、今年は周りの草刈りをして、木々の枝払いなどをしました。来年は、たくさん花をつけてくれますように・・・      
何年も花をつけてくれている牡丹 ボタン科
                     
去年は、全く花をつけなかった牡丹。今年は、たくさん花を咲かせてくれました。
源八山から貰って来たシロヤマブキ バラ科
シロヤマブキは春にヤマブキの花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木。花が同じ季節に咲くヤマブキの花に似ていることから名づけられました。この植物を発見、命名したのは、生涯で1,500種以上の植物を発見、命名した日本の植物分類学の父、牧野富太郎氏です。

ネットで調べると、上記のように、発見し命名したのは、牧野富太郎氏だとありました。
花言葉は、「細心の注意」「気品」「崇高」 姿形そのままの花言葉です。
尚、黄色いヤマブキの花言葉は、「気品」「崇高」「金運」だそうです。
シロヤマブキが楚々と咲いて種をつけ、もうすぐ山ツツジも咲くころとなります。

2023年4月22日土曜日

白山麓の山を歩く  新緑の鷲走ヶ岳 Ⅲ

 鷲走ヶ岳周辺の美しい植物の画像が届きました。
チゴユリ  ユリ科
エチゴキジムシロ  バラ科
フモトスミレ  スミレ科
ヒメアオキ 雌花  
ガリア科(アオキ科)、ミズキ科・・・どっち?
ヒメアオキ 雄花
イワウチワ  イワウメ科  
キブシ  キブシ科
キブシは、ヌルデの実の五倍子(フシ)の代わりに染料にしてたから、
その名がついたそうです。雌雄異株と図鑑にありました。
これは、めしべしか見えないので、雌花のようです。
キクザキイチゲ  キンポウゲ科
キンキマメザクラ  バラ科
マンサク  マンサク科
オオバクロモジ  クスノキ科
ルイヨウボタン  メギ科
サンカヨウ  メギ科
葉っぱのマントに包まれて、開花しました。少しずつマントの葉っぱを開きます。
ショウジョウバカマ  メランチウム科
ユリ科よりメランチウム科の方が多く記載されてます。
ウスギヨウラク  ツツジ科
杉林の中でも、たくさんのウスギヨウラクに出会いました。
ワサビ  アブラナ科
手前には、コチャルメルソウ(ユキノシタ科)がくっついたように見えます。
サルトリイバラ  サルトリイバラ科
四国出身の人の話では、柏餅をこの葉で包んだそうです。
能登の小木では、昔、べこ餅(米粉を練って蒸した餅)を蒸す時に、
サルトリイバラの葉に敷いて蒸しました。菖蒲節句の頃、
子供たちはイバラの葉を取ってくるように言われたそうです。
以前も記載したかもしれません・・・。
ウリハダカエデ  カエデ科
木々の様々な緑だけではなく、樹木の花、草木の花等々、
たくさんの花々が迎えてくれた白山麓の山、鷲走ヶ岳周辺・・・。
今回は、白抜山を巡る山歩きでしたが、3月に続いて、お天気にも恵まれて
清々しい時間を共に出来た事に感謝です。

撮影 T.Hさん

白山麓の山を歩く  新緑の鷲走ヶ岳 Ⅱ

鷲走ヶ岳のタイトル変更?で、新緑の鷲走ヶ岳周辺です。
早めの昼食を終えて、12時10分頃、白抜山から下山です。
残雪の山々を背景に、ダム湖がきれいに見えます。
杉葉が敷き詰められた急坂を下ります。
昔、ここを登って鷲走ヶ岳往復した話を聞いて、えっー大変だぁと話しましたが・・・。
じんわりと思い出すと、私も初めての鷲走ヶ岳は、この道を登り白抜山を経て、鷲走ヶ岳へ登り、林道が眼下に見える道を鴇ケ谷側に下りた記憶が蘇りました。
鴇ケ谷側は、きれいなブナ林でしたが、途中、熊の新しい糞が道にあったり、バッタリ会ったカモシカには、フーッと威嚇されて、ちょっと怖い思いもしました。
鴇ケ谷から、東二口まで歩いて戻った元気な頃の思い出です。
チャボガヤ(イチイ科)の雄花 茎の先にあるのが雌花でしょうか。
よく似たハイイヌガヤは、イヌガヤ科だそうです。
こちらが、ハイイヌガヤ イヌガヤ科
こちらも、雄花がたくさんついてます。
緑、若緑、薄緑・・・緑色のオンパレード
ツリバナ(ニシキギ科)の蕾
根曲がりした木々は、ミズメ (カバノキ科)
別名 アズサ ヨグソミネバリ等々
桜の樹皮に似てるのでバラ科と思いましたが
樹皮が薄くはがれやすい点は、カバノキと図鑑にありました。
「ミズメばかりの純林だ、珍しい!」と言う声で良く見ると、ミズメばかりです。
研修会や観察会では、小枝を折って匂いを嗅いで、サロメチールの匂いがするのを確認してもらうのが定番でした。
イワウチワ  イワウメ科
小さな沢を渡って、朝来た道に上がります。
杉林の向こう、新緑の広葉樹の枝の隙間から、女原の橋が見えます。
千手観音のように枝をつけた杉
尾根筋に育った天然杉は、枝打ちもされてませんが
大きく空に向かって、すっくと伸びてました。
13時46分、登山口に到着です。
登り始めの体調が嘘のように、すっきりと快い汗をかいて辿り着く事が出来ました。
養蚕でもしてたのか、大きな二階家です。
初めて訪れた折にも、撮影した蔵の漆喰の飾り
これは富士山?
恵比寿・大国の漆喰
たくさんの家がある東二口の集落も、無住の建物が多く、人が住んでいるのは6軒とか
住民票があっても、町部の家に住んでる人もいるようです。
桑島に残る『おおつえくずし』では、尾添に一里野、二口ちゃ炭焼いて暖かな とあります。それにしては、蚕も飼ったような大きな二階、三階家が点在してました。
メンバーに心配と迷惑をかけた春の山歩き、無事に下山することが出来ました。
お心遣いに感謝、感謝の嬉しい山歩きでした。 

白山麓の山を歩く 新緑の鷲走ヶ岳 Ⅰ

4月は、新緑の鷲走ヶ岳です。
2017年10月25日は、紅葉の鷲走ヶ岳。合羽を着て歩きました。
頂上からは白山も見えず寒い中でのお昼でしたが、今回は、とても良い天気です。
遅刻した私の到着を待って、東二口を出発です。
最初から、杉林の急登りが続きます。
到着後、すぐに登り始めた私は、シャリばて気味で辛く休んでばかり・・・。
2017年の富士写ヶ岳の悪夢を思い出してしまいました。
休んでは、おにぎりを口にし、OS-1ゼリーを口にしながら、少しずつ戻っていきました。
木立の間から、鷲走ヶ岳が見えます。
あんなに遠い!? 辿り着けるでしょうか。
大きなタムシバがとてもきれいに迎えてくれました。
前回の鷲走ヶ岳の天候が嘘のようなお天気です。
きれいな青空とタムシバに迎えてもらって漸く体調も戻って来ました。
右手には、今は営業していない瀬女スキー場の頂上のリフト下り場が見えます。
ブナの若葉がとてもきれいです。今年は沢山、花をつけています。
様々な若葉色に包まれて、林道に到着。
杉の葉っぱが積もった道を辿ると、コンクリートの林道に続きます。
キンキマメザクラ バラ科
ミヤマキケマン  ケシ科
メンバーに確認し、鷲走ヶ岳に寄らずに、白抜山に向かいます。
体調が戻り、鷲走ヶ岳に行きたいと思いましたが、予定時刻には下山できないとの声に反省。
ヤマエンゴサク  ケシ科
ウスバサイシン  ウマノスズクサ科
カンアオイ属より葉が薄いので「薄葉」、細い根は辛味があることから「細辛」で
薄葉細辛となったそうです。根茎や根は漢方薬に使われるようです。
スミレサイシンも根っこが辛いのでしょうか??
鷲走ヶ岳との分かれ道の峠の道標
5年前は、鷲走ヶ岳から下って、この鞍部に到着し、白抜山への登りを見上げ、「えっー」でした。
白抜山への急登は、木々の根っこが這う道
鷲走ヶ岳も峠から同じような登りがあります。
これは、何スミレでしょうか?
11時20分頃、白抜山に到着です。
早めのお昼にしました。どこも山々は、緑、若緑、薄緑・・・
もこもこに膨らんだ様々な緑色が、目に飛び込んできます。もこもこ緑の中に淡い桜色も混ざって、春笑う白山麓の山々です。