2024年5月27日月曜日

能登の山を歩く 青葉の宝達山 Ⅰ

5月の山は、能登の最高峰、宝達山です。 
道路が、まだ十分でない所もあり、集合場所までの時間を確認しました。
予定より早めに着くはずと「こぶしの路駐車場」に到着すると、もうほとんどの方が到着されていました。思わず、時計を確認。
全員が揃って、8時50分に出発です。
木々の緑が美しい道を行きます。
針葉樹の林の一本道
11時過ぎに車道に出て、又、山道に入ります。
タンナサワフタギについた金平糖のようなモノは?
この場所が、スカイツリーと同じ634mのようです。
11時28分、鳥居をくぐって奥宮に向かいます。
頂上にある手速比咩神社奥宮
手速比咩神社奥宮の境内で、昼食です。
12時25分、「山の竜宮城」へ出発
駐車場の一角に、新しい竜宮城の建物が見えて来ました。
新しい「山の竜宮城」
昔のイメージを想像してましたが、想像以上の残念な・・・
13時、前の「山の竜宮城」のあった場所を横に見ながら、下山です。
14時46分駐車場に到着
下見に来た折、駐車場が広くなっていて、びっくりしました。
お天気に恵まれて、おしゃべりと緑の山を楽しんだ一日でした。

2024年5月19日日曜日

藤糸

柳田公民館の裏手で、かねてから、興味のあった藤糸の会の活動を見る機会がありました。
先週は、雨で藤の蔓を取りに行けなかったようで中止。
この日は、午前中、男性たちが藤の蔓を採取し、女性達が中の繊維を剥いでいました。
毎年の行事なのか、和気藹々と賑やかです
外皮は、刃物で剥いて・・・
芯の外側の繊維を剥いていきます。
内側の皮を触ってみると、ネチャっとしてました。
思わず、手がネチャネチャしちゃいませんかと尋ねると
「続けてると指紋も無くなって」と話されてました。
それほど、たくさんの内側の繊維を取り続けて、糸を績みます。

公民館の二階の奥に、資料が展示してあると教えてもらい、見に行きました。       
藤糸工房
高機に、藤糸が掛けられ、藤糸を撒いた杼(シャトル)を筬を上下して
滑らせて、織り上げていきます。簡単に見えて、織物の耳を揃える難しい。
コースターを体験織りした時、母が上手に織り上げたのを懐かしく思い出しました。
藤布作りに至る説明板

公民館事業で、管内の十郎原地区の「弓引祭」で猿田彦が纏う衣装が藤蔓の繊維で織られた衣であることから、この再現を目標に活動が始まった事、等々が記されていました。
京都府丹後地方の藤布を織られている所へ出向いたり、縄文遺跡真脇館の指導・協力の元、今日のような活動に繋がっているそうです。

 何故、藤布だったのか。他の植物繊維での織物は無かったのか等々、尋ねてみましたが、
カラムシやアカソ等々の草本の植物から糸を取り出す事は、無かったとの事でした。
不器用な私には、とてもハードルが高いのですけれど、時間が合えば、参加してみたい!と思った取り組みでした。

2024年5月4日土曜日

新緑の山を歩く 白山眺望の西山 Ⅲ

西山の植物たちの画像が届きました。
エチゴキジムシロ  バラ科
この時期、雉の鳴き声が、ケンケンと聞こえます。
雉が休むように敷かれた筵のようだと名付けられたとか。 
エゾユズリハ  ユズリハ科
イワウチワ  イワウメ科 
ムラサキヤシオ  ツツジ科
ナツツバキ  ツバキ科
去年の果殻が残っています。大好きな夏椿の花に出会えるのは、初夏でしょうか。
ノウゴウイチゴ  バラ科 (白山高山植物園)
白山では、釈迦新道で出会ったのが初めてでした。
オキナグサ  キンポウゲ科  (白山高山植物園)
オオバクロモジ  クスノキ科
オオカメノキ  ガマズミ科
タムシバ  モクレン科
ウワミズザクラ  バラ科
花には少し早く、蕾のウワミズザクラです。
この蕾や未熟な実を塩漬けして食する地方があり、これを杏仁子(あんにんご)
と言うそうです。ウワミズザクラの実を漬けた果実酒は、杏仁香酒と言われ
健康ドリンクだそうで、そういえば、昔、果実酒にした事がありましたっけ。
ユキグニミツバツツジ  ツツジ科
ヤマハンノキ  カバノキ科
垂れ下がっているのは、雄花
お天気に恵まれて、久しぶりの西山は、白山の眺望も抜群でした。
花と緑に囲まれて、今年初の山歩きを満喫!
送って下さった綺麗な写真で、再びの山歩きを楽しみます。感謝です。

撮影 T.Hさん

2024年5月2日木曜日

新緑の山を歩く 白山眺望の西山 Ⅱ

28日の初登山で出会った植物たちです。 
ミツバアケビ  アケビ科
キンキマメザクラ  バラ科
センボンヤリ  キク科
この花は、春と秋の姿が変化するらしい。花茎が、秋には長く伸びるそうで、
「千本槍」の由来は、
秋に林立する閉鎖花の花茎の様子を槍に例えたものだそうです。
トクワカソウ  イワウメ科
イワウチワと違いは、葉っぱの形?葉っぱがトクワカソウかな?
タムシバ  コブシ科
ムラサキヤシオ  ツツジ科
サンカヨウ  メギ科
白峰では、「そうか」と言うところを「しゃんかよう」と言ってるので、
サンカヨウを見かけると、その方言を思い出してしまいます。
ニッコウキスゲ  
ユリ科→ススキノ科→ツルボラン科 と科名が変更されて来てるとか
で、今は・・・ツルボラン科?
オキナグサ  キンポウゲ科
花後は、タンポポのように、白い糸状の姿となります。
ミズバショウ  サトイモ科
キブシ  キブシ科
ウリハダカエデ  カエデ科
初めて出会ったのは、千本槍 
戦国時代の武将を思う起こすような名前です。あの小さい花が、花茎を延ばして、秋には、違った姿となるとは。秋の花も見たみたいものです。
緑と花々とおしゃべりを楽しんだ一日でした。

新緑の山を歩く 白山眺望の西山 Ⅰ

じおくらぶの今年度最初の山は、白峰の西山です。 
久しぶりの高山植物園の温室横の駐車場に、9時集合です。
地震の影響等々を心配して下さった方々にお礼を言って、造成中の植物園経由で、西山に向かいました。
久しぶりの懐かしい温室。外見は、何も変わっていません。
造成中の植物園は、盛り土したり削ったり石を置いたりした土の面に、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が植えられていました。
園芸家の森和男さんが携わって、デザインも含めて作られています。
何年か前に、勤めている公民館行事で地域の方々と訪れた時には、日程をこちらの行事に合わせていただきました。懐かしい再会で、植物園を丁寧に案内してもらえました。
山荘の向こうに白山が見えます
山荘の横にあった作家の故高橋治先生の仕事場は、なくなっていました。
時の流れを感じてしまいます。
造成中の植物園を経て、少し車道を歩いて、西山への道に入りました。      
新緑が青空に映えて、気持ちの良い登山道
西山へは、冬のかんじきを履いてのウォーキング以来でしょうか。
記憶のある道を登り、一旦鞍部に下りて、最後の坂を上ると頂上です。
頂上からの白山
絶好のお天気で、四塚など、加賀禅定道の山々や白山から別山、三ノ峰までを見渡せます。
青空に、少し雪の残る山々が、美しく映えて気持ちも弾みます。
記念写真をとって、少し休んで、白山に向うように下山開始です。
下山は、木々の間から見える白山を眺めながら、おしゃべりも楽しみながら歩きました。
ブナやクロモジの新緑が目に眩しく、心癒されます。
少しお昼に早かったのですが、新緑の林の中で、お弁当タイムです。
坂を下り切ってからは、来た道とは別のコースで下山しました。
しばらく歩くと、白山高山植物園の園地に入っていました。
水溜まりには、たくさんのオタマジャクシが元気に泳いでいます。
水溜まりを通って、先を行くと、白山高山植物園です。
植物園からも白山が望めます。
まだ開園前の高山植物園は、さまざまな準備を経て、例年6月初旬に開園します。
植物園内を歩いて、白山を満喫!
各々しばらく園内を歩いて、白山を満喫し、
花盛りの植物園を想像しながら、駐車場に向かいました。
13:10頃、駐車場に到着しました。
靴を履き替えて帰る支度を済ませてから、来月の山の事などの話がありました。
解散前に、地震以来、たくさんの心配をして下さった皆様に、地震の少し後から家で寝泊まり出来ている事等をお伝えし、感謝とお礼を伝えさせてもらいました。
ちょっと(かなり?)運動不足の感は否めませんが、今まで通りの山歩きをご一緒にとお願いして、今年のプチ初登山を終えました。
久しぶりに白峰の栃餅をお土産に購入。
いつもは、白山麓の温泉に入って帰るのですが、道路状況も考慮して帰路につきました。