2025年8月25日月曜日

弦楽合奏団 ”NOTO” コンサート

夏の一日、被災地応援「奥能登巡回コンサート」に出かけて来ました。
会場は、松波公民館の大きなホールです。
バイオリン・ビオラ・チェロの生の音色を楽しんで来ました。
メンバーの方から、開催の挨拶です。
最初の曲は、皆さんご存知の・・・と紹介された
バッハの「G線上のアリア」
バッハの「G線上のアリア」から始まり、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」等、耳にした事のある音楽が続きます。
さらに、美空ひばりの「川の流れのように」、能登を舞台にした「まれ」の主題歌「まれぞら」、「花は咲く」へと続きました。
案内・司会進行は、共催の三波公民館の主事さんです。
バイオリンの音もビオラの音もチェロの音も心に響きます。
生音は、何年振りでしょうか・・・
最後の方では、共催の三波公民館の地元の方々が演奏に加わりました。
最後は、良く聞く機会のあるヨハン・シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」で演奏会が幕を閉じました。
弦楽合奏団「NOTO」の「NOTO」は、イタリア語で「南風」だそうです。
世田谷区でクラシック音楽の演奏を楽しんでおられるアマチュアオーケストラのメンバーだとの事でしたが、随分と久しぶりの生演奏を聴く機会を戴けて、とても嬉しい時間でした。
南風を感じるような暖かな演奏に、感謝!感謝!の午後でした。

2025年8月20日水曜日

最後の焼き畑

お盆も終った8月の中旬過ぎ、白山麓での最後の焼き畑を見学に出かけました。
8時からの火入れに間に合うように、4時過ぎに自宅を出発。
通勤などの車に遭遇する時間でもなかったので、スムーズに白山麓に到着しました。
約束してた白峰の知り合いが、なかなか来ないので、心配しましたが、8時過ぎに到着。
「一番近い人が一番遅かったね」・・・もう火入れが始まっていました。
真っ青な青空の下、最後の焼き畑が始まりました。
下の焼き畑地の方から、白い煙が上がって来ました。
焼き畑作業が始まったようです。知り合いを急かして、現場見学です。
最初は、狼煙のように白い煙が上がってましたが、準備した焼しろを焼いていくと余り煙はあがりません。主催者曰く、木が湿ってると白い煙となり、十分に乾いていると煙は白くあがらないとの事でした。煙で焼いている材の湿り気を判断できるとは・・・
燃えた木々をイブリ(鍬のような形状で柄の長いもの)で、下に降していきます。
下の木々に火をつけると共に、燃え尽きた灰をその地面に置いていきます。
離れて見ていても暑いのですから、作業する人達はどれ位暑いでしょう
最後の焼しろに火がついて、燃え尽きるのを待ちます。
下段まで焼き尽くして、熱い土が冷めるのを待ちます。
次の作業は、畑地を鍬で起こすのですが、冷めてからとなるので時間もあります。
お昼には、少し早かったのですが、知り合いと久しぶりの白峰へお昼を食べに行きました。
国指定重要文化財の山岸家住宅
昔に比べると、随分ときれいになったような・・・
私が居た頃からは、9年も経ちましたから、痛んだ処の修復もあったのでしょうか。
今日は、懐かしい南番のご飯処で、おろしうどんを食べました。
知り合いは、何度も、もう次が始まってるのじゃないかと心配してましたが、兎に角、食べてからです。暑い日に、冷えたおろしうどんは美味でした。おろした大根がもう少し辛味があればもっと美味しかったかも・・・知り合いは熱いのを希望されてたようで、私の早とちりで冷たいものを注文。余り食が進まなかったようでした。ごめんなさい・・・
食べ終えて急ぎ、焼き畑作業中の場に戻りました。
焼いた畑も冷えたようで、数人で畑を打っておられました。
鍬は、幅の狭い鍬です。あれは、焼き畑用?と知り合いに訊かれましたが、
昔、下田原でしてた焼き畑の折もそうだったか? 記憶がなくて・・・
が、幅が狭ければ、ちょんちょんと畑を打てて、力が余りいらないかも・・・
又、木などの根っ子が残っていても取りやすいのかも とは素人考えの2人の話です。
こちらは、下から打って上がります。
裸地にする前は、竹原だったか笹原だったか・・・根っ子がたくさん
残ってるようです。根っ子を取り除きながら、打ち上がっていきます。
畑を打ち終わってから、種を蒔いていきます。
今回は、ナナギのようですから、大根の種を蒔かれてると思われます。
種が重ならないようにだと思うのですが、独特な巻き方を見ながら、昔の下田原での焼き畑を思い出しました。下田原の焼き畑地は、もっと傾斜があって広かったのですが、そこで同じような巻き方で、春のヒエナギの折は稗や粟、夏のナナギは大根の種を蒔いていました。
穏やかで優しかった知人を思い出します。
ダム湖上方の空には、不思議な形の雲
作業が終わったようなので、上の道にあがりダム湖の方を眺めたら、不思議な形の雲が出ていました。
下田原での焼き畑が、焼畑農耕との出会いでした。
何も知らない他所から来た者が見学に行って、優しくしてもらいました。
親分肌の親方が厳しく言っても、子方の弟さんがとても優しくしてくれました。
そして大きな橘先生、お祭りのように、たくさんの人達で賑やかな時間でした。

そこに集う人達の話は、どれもこれも、とても興味深く面白い話でした。
厳しい自然の中での日々を、豊かに暮した山の人々の知恵を、たくさん知る事の出来た時間でした。
今回の焼き畑の作業を見ながら、優しかった弟さん、親分肌のお兄さんのいたヒエナギ、ナナギの頃を思い出しました。焼き畑の時は、お祭りだったのかもしれません。
随分と昔の事になりました。
日々の暮らしから得た知恵と工夫で、山で豊かに暮らしてた時代がありました。

今回で最後の焼き畑。
残念ではありますが、お陰様で楽しかった良き時代を思い出しながら帰路につきました。

2025年7月21日月曜日

三方岩岳 Ⅳ

 7月の三方岩岳登山の美しい画像が届きました。
キバナカワラマツバ
キリンソウ
イブキジャコウソウ
アサギリソウ
ホソバコオニユリ
マイヅルソウ
ヤマトキソウ
コバイケイソウ
ヤグルマソウ
ヒメモチ
ヤマブキショウマ
ミヤマママコナ
ウスノキ
ハクサンシャクナゲ
ハナニガナ
イワカガミ
ギンリョウソウ
晩春から夏の花々まで、道沿いに、たくさんの花々が迎えてくれた三方岩岳
1週間以上、経ても、山の空気まで漂って来るようです。
美しい画像に、誘っていただいた事に、感謝、感謝。
花に囲まれた嬉しい山歩きでした。
photo  T.Hさん

2025年7月20日日曜日

三方岩岳 Ⅲ-3

 三方岩岳への登山道沿いで、たくさんの花々に出会いました。
アカモノ(イワハゼ)
ウラジロヨウラク
キンコウカ
コバイケイソウ
オオバユキザサ?  
下方の先始めの花、何となく薄緑気味。
ミドリユキザサと云うのもあるようですが・・・? 
オオバキスミレ
ゴゼンタチバナ
ツマトリソウ
アクシバ
オオコメツツジ
コケモモ
ハクサンシャクナゲ
ニッコウキスゲ
ノウゴウイチゴ
クモマニガナ?
オオバミゾホウズキ
シロバナミヤマスミレ?
この他にもウラジロヨウラクやササユリ、ヤマトキソウ、サンカヨウ、ギンリョウソウ等々、たくさんの花々に出会いました。
天気にも恵まれて、花々を謳歌した三方岩岳登山でした。
 
?と記載のある花名は、名前がどうでしょう? です。正しい名前のご指摘お願いします。