令和二年、庚子の年の元旦です。
正月から出かけるのは躊躇しましたが、致し方なく出かけました。
海岸に出ると、曇天の空の下、海が光っていました。
用事を済ませての帰路、通りかかった九ノ里の御堂の扉が開いてします。
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雪もなく、暖かな正月です |
国指定重要文化財の銅像如来像が安置されていて、正月に拝観できると聞いたことがありました。ラッキーと思い階段を登って、御堂の中へ・・・
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文化財指定書と仏像の写真が展示されていました。 |
声をかけましたが、残念な事に誰もおられません。
ひんやりとした室内には、湯飲みや御神酒などが置かれています。
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窓の向こうには、仏像が安置されている宝物庫が見えます。 |
薬師三尊像と伝えられている仏像は、地元で古くから薬師三尊像として信仰されてきたそうです。
「縁起は、海中から出現したと説き、古代朝鮮からの渡来仏とする説もあるが、仏教の信仰が定着しはじめた当初の、きわめて早い段階の作とする見解が穏当であろう。」
石川県文化財課の頁に記述されています。
「能登十二薬師」の1つと数えられた三尊像、拝観したかったけれど、残念ながら縁がなく、次の機会を楽しみにとその場を後にしました。
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