大漁祈願や海上安全を願う諏訪神社の祭礼です。
久しぶりに見たキリコは、随分と小さくなり、形も少し横長になったようです。車をつけて引っ張って動かしていました。
たくさんの人達がお酒の勢いをかりて、大きなキリコを荒々しく勢いよく、肩で担いで練り歩く賑やかな夏の夜の遠い記憶が蘇ります。トンネルの向こうの町内では、トンネルをキリコが通れないので、伝馬船に乗せてこちらの港にやってくるのでした。ゆっくりと夜の海を明るく照らしながら、こちらに向かって来るキリコの形が記憶の中にあります。海に浮かんだ大きな灯籠のようでした。
6基のキリコが勢揃いします。 |
6基の袖キリコが夜遅くまで練り歩き、その後、伝馬船に乗せられて港内をゆったりと航行します。
海からの恵みを祈り、海と人々の安寧を祈願して、太鼓とかけ声が賑やかに夜の港に響いていました。子供の頃に見た祭りとは、いろんな意味で幾分こぢんまりとしたように感じましたが、土地に根ざした若者たちの故郷への思いとエネルギーを感じた夜でした。
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