国指定史跡 真脇遺跡は、その田んぼの中にあります。
1980年、圃場整理の計画が持ち上がり、1982年~83年にかけて発掘調査が行われました。
その後の調査で、約4,000年間にも及ぶ国内有数の長期定住型の遺跡であることが明らかになりました。
昨年からの第18次の発掘調査では、50本の木柱根が出土し、今年は高い箇所を掘り下げて、木柱根の存在を確認しているそうです。
環状木柱列は、金沢の新保本チカモリ遺跡や富山県小矢部市の桜町遺跡などからも見つかっている北陸地方独特の特殊な遺構だそうです。
大量のイルカの骨や鳥さん土器、土面、トーテムポール状彫刻柱などが出土した真脇遺跡は、1989年には国指定史跡となり、1991年には出土遺物のうち219点が国の重要文化財に指定されました。
大昔の真脇人の暮らしを探る調査は、奥能登の静かな内浦の入江の奥で続けられています。
参考 能登町hp
0 件のコメント:
コメントを投稿