2023年4月22日土曜日

白山麓の山を歩く  新緑の鷲走ヶ岳 Ⅱ

鷲走ヶ岳のタイトル変更?で、新緑の鷲走ヶ岳周辺です。
早めの昼食を終えて、12時10分頃、白抜山から下山です。
残雪の山々を背景に、ダム湖がきれいに見えます。
杉葉が敷き詰められた急坂を下ります。
昔、ここを登って鷲走ヶ岳往復した話を聞いて、えっー大変だぁと話しましたが・・・。
じんわりと思い出すと、私も初めての鷲走ヶ岳は、この道を登り白抜山を経て、鷲走ヶ岳へ登り、林道が眼下に見える道を鴇ケ谷側に下りた記憶が蘇りました。
鴇ケ谷側は、きれいなブナ林でしたが、途中、熊の新しい糞が道にあったり、バッタリ会ったカモシカには、フーッと威嚇されて、ちょっと怖い思いもしました。
鴇ケ谷から、東二口まで歩いて戻った元気な頃の思い出です。
チャボガヤ(イチイ科)の雄花 茎の先にあるのが雌花でしょうか。
よく似たハイイヌガヤは、イヌガヤ科だそうです。
こちらが、ハイイヌガヤ イヌガヤ科
こちらも、雄花がたくさんついてます。
緑、若緑、薄緑・・・緑色のオンパレード
ツリバナ(ニシキギ科)の蕾
根曲がりした木々は、ミズメ (カバノキ科)
別名 アズサ ヨグソミネバリ等々
桜の樹皮に似てるのでバラ科と思いましたが
樹皮が薄くはがれやすい点は、カバノキと図鑑にありました。
「ミズメばかりの純林だ、珍しい!」と言う声で良く見ると、ミズメばかりです。
研修会や観察会では、小枝を折って匂いを嗅いで、サロメチールの匂いがするのを確認してもらうのが定番でした。
イワウチワ  イワウメ科
小さな沢を渡って、朝来た道に上がります。
杉林の向こう、新緑の広葉樹の枝の隙間から、女原の橋が見えます。
千手観音のように枝をつけた杉
尾根筋に育った天然杉は、枝打ちもされてませんが
大きく空に向かって、すっくと伸びてました。
13時46分、登山口に到着です。
登り始めの体調が嘘のように、すっきりと快い汗をかいて辿り着く事が出来ました。
養蚕でもしてたのか、大きな二階家です。
初めて訪れた折にも、撮影した蔵の漆喰の飾り
これは富士山?
恵比寿・大国の漆喰
たくさんの家がある東二口の集落も、無住の建物が多く、人が住んでいるのは6軒とか
住民票があっても、町部の家に住んでる人もいるようです。
桑島に残る『おおつえくずし』では、尾添に一里野、二口ちゃ炭焼いて暖かな とあります。それにしては、蚕も飼ったような大きな二階、三階家が点在してました。
メンバーに心配と迷惑をかけた春の山歩き、無事に下山することが出来ました。
お心遣いに感謝、感謝の嬉しい山歩きでした。 

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