柳田公民館の裏手で、かねてから、興味のあった藤糸の会の活動を見る機会がありました。
先週は、雨で藤の蔓を取りに行けなかったようで中止。
この日は、午前中、男性たちが藤の蔓を採取し、女性達が中の繊維を剥いでいました。
毎年の行事なのか、和気藹々と賑やかです |
外皮は、刃物で剥いて・・・ |
芯の外側の繊維を剥いていきます。 内側の皮を触ってみると、ネチャっとしてました。 思わず、手がネチャネチャしちゃいませんかと尋ねると 「続けてると指紋も無くなって」と話されてました。 それほど、たくさんの内側の繊維を取り続けて、糸を績みます。 |
公民館の二階の奥に、資料が展示してあると教えてもらい、見に行きました。
藤糸工房 |
高機に、藤糸が掛けられ、藤糸を撒いた杼(シャトル)を筬を上下して 滑らせて、織り上げていきます。簡単に見えて、織物の耳を揃える難しい。 コースターを体験織りした時、母が上手に織り上げたのを懐かしく思い出しました。 |
藤布作りに至る説明板 |
公民館事業で、管内の十郎原地区の「弓引祭」で猿田彦が纏う衣装が藤蔓の繊維で織られた衣であることから、この再現を目標に活動が始まった事、等々が記されていました。
京都府丹後地方の藤布を織られている所へ出向いたり、縄文遺跡真脇館の指導・協力の元、今日のような活動に繋がっているそうです。
何故、藤布だったのか。他の植物繊維での織物は無かったのか等々、尋ねてみましたが、
カラムシやアカソ等々の草本の植物から糸を取り出す事は、無かったとの事でした。
不器用な私には、とてもハードルが高いのですけれど、時間が合えば、参加してみたい!と思った取り組みでした。
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