2024年5月29日水曜日

能登の山を歩く 青葉の宝達山 Ⅲ

宝達山で出会った美しい花々の画像が届きました。
チャボガヤ イチイ科
エゴノキ エゴノキ科
フジバカマ キク科
宝達山ファンクラブ他の方々が、アサギマダラを招く為に植えて管理されています。
フタリシズカ センリョウ科
花穂が1本でした。でも1人ではなく2人静です。
ハナニガナ キク科
コケイラン ラン科
クルマバハグマ キク科
マムシグサ サトイモ科
ニッコウキスゲ ユリ科
ミヤマナルコユリ ユリ科
オウレン キンポウゲ科
ササユリ ユリ科
ツクバネ ビャクダン科
雌雄異株との事ですが、これは雌花?雄花?どちらでしょう。
ウリハダカエデ カエデ科
ヤマツツジ ツツジ科
見逃していて、とても残念な花々が多くありました。
良い天気の中、たくさんの花々が迎えてくれた宝達山を満喫した一日でした。
撮影 T.Hさん

能登の山を歩く 青葉の宝達山 Ⅱ


宝達山で出会った植物たちです。
ヤマツツジ  ツツジ科
新しく作られた堰堤を見ながら、歩き始めた頃に咲いてたヤマツツジ
写真が今一つでしたが、とても綺麗に咲いていました。
アベマキ コナラ科
コルク質の樹皮が特徴的です。見上げると栗によく似た葉っぱでした。
イヌシデ カバノキ科
樹皮は灰褐色でほぼ平滑、縦に模様が出来る と図鑑にありますが
その模様が特徴的で、林の中でも目立つ存在?でした。   
タンナサワフタギ ハイノキ科
サワフタギとタンナサワフタギの違いは・・・実がなると一目瞭然
ですが・・・。葉っぱの先が尾状に長く伸びるのがタンナサワフタギ
だそうです。昔は、花がたくさんついてるのがサワフタギで、タンナ
サワフタギは、少なめと習ったように記憶してるのですけれど・・・
ツクバネソウ シュロソウ科
この道沿いには、ツクバネもたくさんありますが、実をつけるのは、
もう少し後でしょうか。
コケイラン ラン科
先を歩くメンバーから大きな声で教えてもらったコケイラン
昔は、家の裏山にもたくさんありましたけれど、今では姿を見る事が
出来なくなりました。キンランも同様、無くなってしまいました。
タニウツギ スイカズラ科
地方名でダニバナ、田植えの頃に咲くので、タウエバナともよばれる。
とありましたが、白峰ではダルメの木と言われています。
ダルメとは、ダニの事だそうです。
カラスザンショウ ミカン科
幹にある棘が特徴的です。
ヤマユリ ユリ科
白いヤマユリでした。林間に咲く楚々とした乙女のようです。
エゴノキの花 エゴノキ科
高い木からぶら下がってる花を近くで見る事は、なかなか難しいのですが
これは、細い木が目の前にあって、近くでじっくり見る事が出来ました。
万葉集に、山ぢさ として詠まれているそうです。
オオナルコユリ ユリ科
見上げる高木の白い花、足元の小さな花等々、たくさんの花に出会いました。
青葉の樹木、花々を愛でながら歩いた宝達山でした。

2024年5月27日月曜日

能登の山を歩く 青葉の宝達山 Ⅰ

5月の山は、能登の最高峰、宝達山です。 
道路が、まだ十分でない所もあり、集合場所までの時間を確認しました。
予定より早めに着くはずと「こぶしの路駐車場」に到着すると、もうほとんどの方が到着されていました。思わず、時計を確認。
全員が揃って、8時50分に出発です。
木々の緑が美しい道を行きます。
針葉樹の林の一本道
11時過ぎに車道に出て、又、山道に入ります。
タンナサワフタギについた金平糖のようなモノは?
この場所が、スカイツリーと同じ634mのようです。
11時28分、鳥居をくぐって奥宮に向かいます。
頂上にある手速比咩神社奥宮
手速比咩神社奥宮の境内で、昼食です。
12時25分、「山の竜宮城」へ出発
駐車場の一角に、新しい竜宮城の建物が見えて来ました。
新しい「山の竜宮城」
昔のイメージを想像してましたが、想像以上の残念な・・・
13時、前の「山の竜宮城」のあった場所を横に見ながら、下山です。
14時46分駐車場に到着
下見に来た折、駐車場が広くなっていて、びっくりしました。
お天気に恵まれて、おしゃべりと緑の山を楽しんだ一日でした。

2024年5月19日日曜日

藤糸

柳田公民館の裏手で、かねてから、興味のあった藤糸の会の活動を見る機会がありました。
先週は、雨で藤の蔓を取りに行けなかったようで中止。
この日は、午前中、男性たちが藤の蔓を採取し、女性達が中の繊維を剥いでいました。
毎年の行事なのか、和気藹々と賑やかです
外皮は、刃物で剥いて・・・
芯の外側の繊維を剥いていきます。
内側の皮を触ってみると、ネチャっとしてました。
思わず、手がネチャネチャしちゃいませんかと尋ねると
「続けてると指紋も無くなって」と話されてました。
それほど、たくさんの内側の繊維を取り続けて、糸を績みます。

公民館の二階の奥に、資料が展示してあると教えてもらい、見に行きました。       
藤糸工房
高機に、藤糸が掛けられ、藤糸を撒いた杼(シャトル)を筬を上下して
滑らせて、織り上げていきます。簡単に見えて、織物の耳を揃える難しい。
コースターを体験織りした時、母が上手に織り上げたのを懐かしく思い出しました。
藤布作りに至る説明板

公民館事業で、管内の十郎原地区の「弓引祭」で猿田彦が纏う衣装が藤蔓の繊維で織られた衣であることから、この再現を目標に活動が始まった事、等々が記されていました。
京都府丹後地方の藤布を織られている所へ出向いたり、縄文遺跡真脇館の指導・協力の元、今日のような活動に繋がっているそうです。

 何故、藤布だったのか。他の植物繊維での織物は無かったのか等々、尋ねてみましたが、
カラムシやアカソ等々の草本の植物から糸を取り出す事は、無かったとの事でした。
不器用な私には、とてもハードルが高いのですけれど、時間が合えば、参加してみたい!と思った取り組みでした。

2024年5月4日土曜日

新緑の山を歩く 白山眺望の西山 Ⅲ

西山の植物たちの画像が届きました。
エチゴキジムシロ  バラ科
この時期、雉の鳴き声が、ケンケンと聞こえます。
雉が休むように敷かれた筵のようだと名付けられたとか。 
エゾユズリハ  ユズリハ科
イワウチワ  イワウメ科 
ムラサキヤシオ  ツツジ科
ナツツバキ  ツバキ科
去年の果殻が残っています。大好きな夏椿の花に出会えるのは、初夏でしょうか。
ノウゴウイチゴ  バラ科 (白山高山植物園)
白山では、釈迦新道で出会ったのが初めてでした。
オキナグサ  キンポウゲ科  (白山高山植物園)
オオバクロモジ  クスノキ科
オオカメノキ  ガマズミ科
タムシバ  モクレン科
ウワミズザクラ  バラ科
花には少し早く、蕾のウワミズザクラです。
この蕾や未熟な実を塩漬けして食する地方があり、これを杏仁子(あんにんご)
と言うそうです。ウワミズザクラの実を漬けた果実酒は、杏仁香酒と言われ
健康ドリンクだそうで、そういえば、昔、果実酒にした事がありましたっけ。
ユキグニミツバツツジ  ツツジ科
ヤマハンノキ  カバノキ科
垂れ下がっているのは、雄花
お天気に恵まれて、久しぶりの西山は、白山の眺望も抜群でした。
花と緑に囲まれて、今年初の山歩きを満喫!
送って下さった綺麗な写真で、再びの山歩きを楽しみます。感謝です。

撮影 T.Hさん