2021年5月17日月曜日

べこ餅つくり

冷凍庫に保存してあった古米の餅米の粉を出して、一念発起「べこ餅」を作ってみました。 
べこ餅は、小木地区で作られていた餅米の粉でつくるお菓子です。
ショウブ節句に作って、昔から食べられてきたようです。今でも、小木のスーパーでは、
その時期になると店頭に並び、宇出津からも買いにみえる人がいます。
サンキライの葉に乗せて蒸してみました。
上白糖を使っていないので、色味がきれいに出ませんでした。
葉っぱがなくなり、ラップを敷きましたが、
ラップはくっつくから布の上に置けばと先生から駄目だしでした。
毎年、公民館行事で6月初旬に「べこ餅作り」をしています。
作り手ではない身で、かなり心配でしたが、レシピを元に作ってみました。
案の定、例年出来上がったモノを試食させてものうのとは違っていました。固めです。
いつもの講師の先生に食べてもらって感想を聞きました。
もう少し砂糖が入っていたらと言われました。砂糖は少なめにしたのがお見通しです。

来月初旬に予定してる今年の教室は、こんな状況で開催の可否も心配されます。
何とか実施出来たら、今年こそ自分も作り手として参加しようと思っています。

注)北海道や青森の一部にも同じ名前の餅があります。餅米の粉に粳米の粉を混ぜたり、その分量が少しずつ異なっていたりですが、名前は「べこ餅」です。小木へは、北海道へイカ釣りなどの出稼ぎに行っていた人達が伝えたのか、北前船で伝えられたのか いづれにしても、北の地との繋がりを物語るお菓子であることは間違いないと思われます。
餅の下に敷く葉っぱが、サンキライであったりツタであったりします。月遅れの節句に作った記憶とともに大切にしてほしい地域の食文化のひとつです。

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