2017年3月29日水曜日

加賀の山を歩く 春の遣水観音山 Ⅲ

遣水観音山から下山後、時間の許すメンバーで、長滝地区にある七ツ瀧に出かけました。
里山の連なるこの場所にどんな瀧があるのだろうか・・・興味津々です。
コースのイラストマップ。一番短い滝見のコースを歩きました。
車で移動し、能美市の設置した七ツ瀧の為の駐車場に駐車。傍らには、炭焼き小屋があり、数人の方々が丁度、木を切って小屋へ運んでいるところでした。 
六ノ瀧
初めて見えた瀧に驚きです。こんな場所に、こんな瀧?っと云った感動でした。  
一番大きな瀧。段々になった壁を水が白い飛沫を上げて滑り落ちます。
別世界のような瀧を見ながら、上段まで辿り着き更にその奥へ向かうと・・・     
普通のため池のような水のない湿地があり、その向こうに建物がありました。  
豊富な水量の瀧の水源は、上部の水田の用水らしい・・・摩訶不思議な風景でした。
7つの瀧(正確には、6つ。最後の1つは、手前にあるようです)の場所だけ切り取って全くの別世界がありました。
瀧を巡る道沿いのキクザキイチゲ    
長滝滝の図
まだ史知らぬ 人にみせばや 神代より   絶えぬ流の この滝つ瀬を
見事な滝を巡り、駐車場に戻ってから、傍らの炭焼き小屋を見学させてもらいました。
小屋内は、木酢液の香りが漂っています。窯の手前には、炭用の材と燃料用の材が。
すべてミズナラなどの材料です。「羨ましい」との呟きは、源八山荘主
       
小屋の外では、大きな丸太を機械を使って、適当な太さに裂いていました。長い材は、窯で蒸されて2/3の長さ、太さになるそうです。
斧で割るのではなく、こんな便利な機械が活躍します。
並べられた炭の材料の丸太
コルクのような木肌は、アベマキ
楢類やアベマキは、固く緻密な炭が出来ます。ウバメガシで作られるのは、ご存知備長炭。
木によって、火保ちも異なる炭となります。
これらは、全て地主さんのご好意で伐採させてもらっているとのことですが、切り出すのが大変な労働だとの事でした。
遣水観音山の登山コースや能美市の里山案内はとても丁寧で、仏大寺地区の方々やボランティアの人達の労力を感じることができます。お陰様で、今回も楽しい山歩きを満喫して帰路につきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿