2016年10月6日木曜日

青を染める

能登空港で開かれた講演を聴きに出かけました。
『草木染めの文化史  青を染める』
久しぶりの講演会であり、どんな話になるのか楽しみ・・・
青を染める植物として、クサギ・山藍・藍が紹介されていました。
クサギ(クマツヅラ科)の実の煮染め・・・
麻が淡くそまった
山藍(トウダイクサ科)
能登にないのかと思っていたら、輪島の海岸沿いにあるらしく
実際にこれで染めた事のある人も参加されてました。
講師が勤務していた鹿西高校染色部で行った染め調査での
山藍の染色標本
青色を示す元素図
環境物理学の教師をしていた講師のお話、理科か化学の授業のようでもありました。
元素図の一部に青い色素を示すものがあるとの話・・・
懐かしい徳島の小上粉や人間国宝だった千葉あやのさんが育てていた縮み葉の藍等々が紹介され、白峰村史に記載のあった藍染めを思い出しました。思いだけで試せなかったことのひとつ。

西山で播種して育った小上粉は、白い花。
能登で育った今年の藍、先日の台風で花の色も褪めて終わりました。
来年は、山藍を探して染めてみたいものです。

鹿西高校染色部は、白山ろく民俗資料館へオバル染めに来ていたそうです。
春と秋のオバルで染め上がりにどんな違いがあるのか、試した色標本の掲載された報告書を目にしたことがあります。
その時の顧問が本日の講師でした。

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