姉が公民館行事で「塩小豆の餅作り」に参加すると聞き懐かしくなりました。
公民館に勤めていた折、地域の人から「塩小豆の餅」の話を聞いて体験教室をしました。
家を新築すると、親戚筋などからお祝いをいただいたりしますが、そのお返しとして配られたのが、「塩小豆の餅」だったのだそうです。
持っていた冊子に掲載されていたレシピ等を参考に、講師の先生に指導していただきました。
前日から小豆を水に浸して、糯米も洗って浸水させた事を思い出します。
懐かしくなって、手持ちの冊子等を参考にして作ってみました。
ちょっと塩味が強い?と感じた手作りの塩小豆の餅 餡を試食した折は、塩味が強い?と思いましたが、 餅を食するとそうでもありませんでした。 |
姉が体験教室で作ったものを持って来てくれました。
こしあんのように、小豆をつぶしてあるのが、本来の「塩小豆の餅」です。 私の塩小豆は、潰さない塩小豆でした。次回は、潰して作ってみましょう。 |
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行事などをまとめた冊子の「塩小豆の餅」 |
なるほど、この方が塩味の小豆がくっつきやすい?
何故、塩小豆なのか? 砂糖だと傷みやすいから?
いろいろ考えましたが、昔は、砂糖が高価だったからかなと思えて来ました。
白山麓でも以前は、建前の折に、大きな小豆の餅一重ねを重箱いっぱいに詰めて配ったとの事でした。その折は、甘い小豆餅だったそうです。
が、昔は塩小豆だったかもしれないとの事でした。
日本全国に、同じような餅があります。
考える事は同じ?
小木では北海道など、北の方へ漁に行く船もありましたから、その折に青森や北海道などで購入した餅米や米粉のおやつを真似て作られるようになったのかもしれません。
米粉で作る「べこ餅」しかり・・・
おやつから、地域の人達の生業迄が見えてきます。
寒中には、かき餅を搗くのが常でしたが、父がいなくなり作る事もなくなりました。
昔々の「塩小豆の餅」を作ってみましたが、甘いモノ好きな父だと「やっぱり甘い方がいいわい」と言いそうだと思った事でした。
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