2025年2月15日土曜日

塩小豆の餅

 姉が公民館行事で「塩小豆の餅作り」に参加すると聞き懐かしくなりました。
公民館に勤めていた折、地域の人から「塩小豆の餅」の話を聞いて体験教室をしました。
家を新築すると、親戚筋などからお祝いをいただいたりしますが、そのお返しとして配られたのが、「塩小豆の餅」だったのだそうです。

持っていた冊子に掲載されていたレシピ等を参考に、講師の先生に指導していただきました。
前日から小豆を水に浸して、糯米も洗って浸水させた事を思い出します。

懐かしくなって、手持ちの冊子等を参考にして作ってみました。 
ちょっと塩味が強い?と感じた手作りの塩小豆の餅
餡を試食した折は、塩味が強い?と思いましたが、
餅を食するとそうでもありませんでした。
作った塩小豆の餅を、懐かしく話していた叔母さん宅へ届けて、試食していたら
姉が体験教室で作ったものを持って来てくれました。
こしあんのように、小豆をつぶしてあるのが、本来の「塩小豆の餅」です。
私の塩小豆は、潰さない塩小豆でした。次回は、潰して作ってみましょう。
行事などをまとめた冊子の「塩小豆の餅」
改めて以前まとめた冊子を開くと、塩小豆の餡は小豆をつぶしてありました。
なるほど、この方が塩味の小豆がくっつきやすい?

何故、塩小豆なのか? 砂糖だと傷みやすいから?
いろいろ考えましたが、昔は、砂糖が高価だったからかなと思えて来ました。

白山麓でも以前は、建前の折に、大きな小豆の餅一重ねを重箱いっぱいに詰めて配ったとの事でした。その折は、甘い小豆餅だったそうです。
が、昔は塩小豆だったかもしれないとの事でした。

日本全国に、同じような餅があります。
考える事は同じ? 
小木では北海道など、北の方へ漁に行く船もありましたから、その折に青森や北海道などで購入した餅米や米粉のおやつを真似て作られるようになったのかもしれません。
米粉で作る「べこ餅」しかり・・・
おやつから、地域の人達の生業迄が見えてきます。

寒中には、かき餅を搗くのが常でしたが、父がいなくなり作る事もなくなりました。
昔々の「塩小豆の餅」を作ってみましたが、甘いモノ好きな父だと「やっぱり甘い方がいいわい」と言いそうだと思った事でした。

2025年2月3日月曜日

新しい年の体験教室

令和7年も、一月が過ぎ、立春を迎えました。
立春と云えば、2月4日と思っていましたが、今年は今日、2月3日。
昨日は節分でした。昨今の流行り?で節分と云えば、恵方巻。
今年2025年の恵方は、『庚』、西南西の方角だそうです。

1日の土曜日、松波公民館で「飾り寿司体験」に参加してきました。
節分に関わる模様ではありませんでしたが、簡単に出来る飾り寿司を教えてもらいました。
梅の花の飾り寿司
ペンギンの飾り寿司と太巻き
久しぶりに、巻きすを出して出かけました。
エプロン、日本手ぬぐいを三角巾の代わりにして、身支度。
講師の先生に教わり、準備してあった具材を撒いていくだけの教室でしたが、それでも四苦八苦・・・。何とか梅らしく、ペンギンらしく寿司を撒く事が出来ました。

父の命日の昨日は、歩いて墓参りに出かけました。
穏やかで暖かい午後、我家と親戚と友達の墓を、上段からお参りして下りて来ました。
紫金山・アトラス彗星を探しに来た時以来でしたが、西方には同じように穏やかな海が広がっていました。が、東南の方に目を向けると白い山並みが水平線の彼方に見えます。
天気が悪くなる時に、見える山並みです。
西方の空、月の右下方に輝くのは金星でしょうか? 2025.2.2
家籠りの1月が過ぎ、暦の上では春。
立春寒波をしばし耐えて、春の気配を探しに歩きだしたいものです。

最初は、どこへ行きましょう。